Excel。COVARIANCE.P関数なら2組のデータの母共分散を算出できます。
<関数辞典:COVARIANCE.P関数>
COVARIANCE.P関数
読み方: コバリアンス・ピー
分類: 統計
COVARIANCE.P(配列1,配列2)
2組のデータの母共分散を算出する
【Excel・Word・PowerPoint・Access】あなたの「困った」を解決!10年以上の経験が詰まった、現場の疑問から生まれた実践テクニック集。作業効率を劇的に上げるOffice活用術をお届けします。
COVARIANCE.P関数
読み方: コバリアンス・ピー
分類: 統計
COVARIANCE.P(配列1,配列2)
2組のデータの母共分散を算出する
2種類のデータには、関係性があるのかを表すものに【共分散】というのがあります。
【相関係数】の元になる値ですね。
関係性とは、例えば、「身長と体重」とか「気温と売上」など、「Aという商品は、気温が上がると売り上げも上がるのか」といったものです。
この共分散を算出するには、
COVARIANCE.P関数(コバリアンス・ピー)
をつかうことで、簡単に算出することができます。
実際にCOVARIANCE.P関数をつかってみることにします。
C12に設定した数式は、
=COVARIANCE.P(B2:B10,C2:C10)
算出結果は、「3991.1」
この値は何なのかというと、
正の値だったら「配列1の来店客数が大きいければ、配列2の売上高も大きい傾向になる」
逆に、
負の値が算出されたとしたら「配列1の来店客数が大きいければ、配列2の売上高は、逆に小さい傾向にある」
という関係性がわかるというわけです。
なお、COVARIANCE.P関数の「P」は、Populationの「P」です。
データの一部をサンプルにするのではなく、データ全体を対象にするという意味です。
データの一部だけをサンプルとして算出する場合には、COVARIANCE.S関数をつかいます。