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4/22/2017

Googleスプレッドシート。時給計算表を作ってみたら、Excelとアチコチ違う

Googleスプレッドシート。時給計算表を作ってみたら、Excelとアチコチ違う

<Googleスプレッドシート>


Googleスプレッドシートを使って、
Excelと同じように使ってみようとすると意外と違うところがあって、
ビックリするところがあるのですが、
今回ご紹介する、時給計算表も、Excelで作るのと比べて、
アチコチ違っているので、確認してみましょう。

次のような時給計算表を作ってみます。

まず、A3の日付ですが、Excelですと、
6/1と入力すると、6月1日と表示されますよね。

これは、Excelは日付が入力されたと判断して、
しかも、ロケールが日本なので、表示形式を月日で表示してくれます。

しかし、Googleスプレッドシートは、
6/1と入力すると、とりあえず、日付として認識はしてくれますが、
表示形式が、/(スラッシュ)の表示形式の対応となるようです。

m”/”dという形ですね。

では、日付から出勤と退勤まで入力して、
D列の勤務時間を算出していきます。

D3の数式は、
=C3-B3
という減算が設定されています。

あとは、D7までオートフィルで数式をコピーしましょう。

オートフィルは、GoogleスプレッドシートでもExcelと同様に使えます。

では、D8に勤務時間の合計を算出していきますので、
ここはSUM関数を使います。

これも、Excelと同じですね。
D8の数式は、
=SUM(D3:D7)

表はここまで、完成しました。

D8が6:30となっていますね。

これでいいのでしょうか?

というのを、Excelでも紹介するのですが、
ExcelもGoogleスプレッドシートも1日=24時間なので、
数日後の何時という結果を表示しています。

つまり、24時間を越える表は、
Excel同様にGoogleスプレッドシートも出来ないわけですね。

ここで、Excelだと、表示形式がh:mmとなっているのを
[h]:mm
と変更するコトによって対応できるのですが、
Googleスプレッドシートではどうなのでしょうか?

『表示形式の詳細設定』をクリックして、
経過時間】を選択してクリックしてみると

なんと、すんなり、24時間越えの表示をしてくれました。

これは、Excelと違って便利ですね。

勤務時間計は、30:30:00と表示が変わりました。

ただ、秒までは不要ですので、削除していきます。

D8をクリックして、『表示形式の詳細設定』から、
表示形式の詳細設定にある、『その他の日時や時刻の形式』をクリックしましょう。

カスタムの日付と時刻の形式ダイアログボックスが表示されますので、
『:』と『秒(01)』を削除します。

すると、秒を表示しない形式の30:30に変わりましたね。

時給を1000円として、金額を算出しますので、
D10に
=D8*D9

という勤務時間計×時給という計算式を設定しました。

しかし、D10には、
30500:00
となっていますね。

これは、勤務時間計をただ1000倍しただけなので、表示形式を変えましょう。

『表示形式の詳細設定』から、
通貨(端数切り捨て)を選択してクリックしましょう。

しかし、これで完成ではありませんよね。

金額が、¥1,271となってしまっています。

これは、時間を1000倍しているだけです。
時間は1/24していますよね。

1日=24時間。時間計算ではお馴染みの24倍をして完成ですね。

D10の数式を
=D8*D9*24
と修正して完成ですね。

このように、表示形式は、Excelと違うところ、
同じ所、便利なところと様々ですので、
確認しながら作っていくといいのかもしれませんね。

3/11/2017

Googleスプレッドシート。Excelからデータをコピーしてみると困ったコトに!

Googleスプレッドシート。Excelからデータをコピーしてみると困ったコトに!

<Googleスプレッドシート>


Googleスプレッドシートをビジネスで使ってみようとした時に、
Excelと異なり、アチコチで困ったことが発生するのですが、
今回ご紹介するのは、困ったというか、ビックリしてしまう現象の一つであります。
ExcelのデータをGoogleスプレッドシートにコピーする。

「はぁ?」

と思われるかもしれませんが、
致命的ともいえる欠陥がありまして、本当に困るのです。

では、下記の表は、Excelで作成した表です。

その表をそれぞれ、Googleスプレッドシートにコピーしてみましょう。

B2:F7の表を説明すると、
2行目とB7の青色は、塗りつぶしで設定しております。

また中央揃えを設定
数値には、三桁区切りの表示形式
格子の罫線

F列と7行目の合計はSUM関数で算出しております。

では、B2:F7を範囲選択して
GoogleスプレッドシートのB2にコピー&ペーストしてみます。

貼り付きましたが、文字の色が黒に中央揃えもなくなり、
格子の罫線もなくなってしまいました。

書式はまた設定すればいいのですが、
三桁区切りのカンマは付いていますが、これ、文字型数値になってしまっていて、
例えば、C9に=C7+2 という数式を作ってみると、

文字型数値なので、左揃えになっています。

しかも、Excelだと、表示形式が継承されるので、
三桁区切りのカンマは数式の結果に付いてくるはずなのですが、
Googleスプレッドシートでは着きません。

さらに、大問題なのが、F列や7行目の数式。

ExcelではSUM関数が設定されていたはずが、
値で貼り付けと形式になってしまっていて、
数式という形ではコピーされておりません。

なので、数式をGoogleスプレッドシートで再度作らなければならないのです。

では、Excelの2番目の表は、見出しにスタイルを設定してあります。

これをGoogleスプレッドシートにコピーしたらどうなるのでしょうか?

ありゃま、今度も文字の色が白色から黒色に戻ってしまいましたね。
Excelのスタイルは関係もダメなようですね。

では、この表に外枠太罫線を設定した3番目の表を
Googleスプレッドシートに貼り付けてみましょう。

アレレ!今度は罫線が描かれていますね。けど通常の罫線で太くはありません。

いったいどうなっているのやら?

なので、
4番目のような複雑な罫線の表をGoogleスプレッドシートに貼り付けてみると、

外枠太罫線や、二重下線が設定されているセルには、
何かしらの罫線が残っているのですが、格子の罫線だけのセルには、
罫線の設定がなくなってしまっています。

つまり、Excelで作りこんだ書式の表をGoogleスプレッドシートにコピーすると、
また作り直す必要があるということなのでしょうね。

最後に、Excelにあるテーブルを、
Googleスプレッドシートにコピーしたらどうなるのかも確認しておきましょう。

この表のB列の曜日は、
A列をセル参照させて、表示形式でaaaを使って曜日に表示形式を変更しております。

A1:C11を範囲選択して、Googleスプレッドシートへ貼り付けてみると。

B列の表示形式はそのまま大丈夫ですね。

しかしB列はセル参照の数式がなくなり、
値の貼り付けになってしまっています。横縞は残っていますが、
当然テーブルではありませんし、見出しは、中央揃えが解除されてしまっていて、
オートフィルタもありません。

単なる【表】としてGoogleスプレッドシートに貼りついています。

このように、ExcelからGoogleスプレッドシートへ移行した時には、
書式・数式ともに確認する必要がありそうですので、ご注意のほど。

2/06/2017

Googleスプレッドシート。日付を元号表示にするには?

Googleスプレッドシート。日付を元号表示にするには?

<Googleスプレッドシート>


Googleスプレッドシートを使っているけど、
Excelみたいに出来ない・うまくいかない。という声を良く聞くものの中で、
まぁ、一番多いのは、

日付をどうやったら、元号表示に出来るのですか?

というものかなぁ~と。

Googleスプレッドシートの表示形式では、
今の所、残念ながら、元号表示にすることができないようなのです。

というか、元号自体を認識してくれてないようなのです。
 
このように、F5に平成29年1月1日と入力して、
F6に1を入力して、F7に=F5+F6という和算の数式を作ってみると、
 
#VALUE!

というエラーが表示されてしまいました。

なんと、平成29年1月1日はテキストということで、文字になってしまっているのです。

では、表示形式では出来ないとしても、元号表示をすることは、
完全に【白旗】なのかというと、面倒ではありますが、次のような数式を作れば、
元号で表示するコトはできます。

以前作成したスケジュール表を使って、元号表示を作成してみましょう。
 
A5には、DATE関数で日付が作成されています。
A5の数式は、

=DATE($A$2,$B$2,row()-4)


E5に次のような数式を作ってみましょう

="平成"&(YEAR(A5)-1988)&"年"&text(A5,"mm月dd日")

かなり強引な数式ですね。

2017年は平成29年なので、
どうやったら、29という数値を算出できるのか?といったら、

平成が始まったのが、1989年からなので、1988を引いてあげれば、
29という数値が算出出来ます。

あとは、月日を合体させてあげるという形にすれば、元号表示が可能になります。

ただ、この数式は欠点がありまして、昭和が対応していない。

そして、平成1年という表示よりかは、平成元年という【元年】の表示にしたいですよね。

この2点に対応した数式に変更していきます。

まぁ大正も明治も対応させたいのですが、
数式が煩雑になるので、今回は、昭和・平成のみの対応に今回はさせていただきます。
さらに、昭和元年も今回はパスということで…

準備として

昭和最後の日は、昭和64年1月7日で1989/1/7 シリアル値は32515

平成最初の日は、平成元年1月8日で1989/1/8 シリアル値は32516

平成元年大晦日は、平成元年12月31日で1989/12/31 シリアル値は32873

これらのシリアル値を使っていきます、
そうしないと、いちいち年月日を使わないと行けなくなりますので、
数式を作るのに、不便ですね。

そして、Googleスプレッドシートは、
Excelと異なり、ダイアログボックスがありませんので、
直接入力で数式を作る必要があります。

では、作成する数式は次のようになります。

=if(A5>32515,if(AND(A5>32515,A5<=32873),"平成元年"&text(A5,"mm月dd日"),"平成"&(YEAR(A5)-1988)&"年"&text(A5,"mm月dd日")),"昭和"&(YEAR(A5)-1925)&"年"&text(A5,"mm月dd日"))

う~む長い!

どういう考え方なのかというと、

まず、平成か昭和かを判断するのでIF関数の後に>32515という条件を使っています。
そして、平成元年なのか?ということを判断させる必要がありますので、
AND関数を使って(>32515,<=32873)という条件を使っているわけですね。

Googleスプレッドシートさん。
いずれ、元号表示を出来るようにしてくださいね。

12/23/2016

Googleスプレッドシート。条件付き書式の行で塗りつぶしをやってみよう。

Googleスプレッドシート。条件付き書式の行で塗りつぶしをやってみよう。

<Googleスプレッドシート>


Googleスプレッドシートを使ってみたら、Excelのようにうまく出来ない、作れない、
ということもあって、最近お話を聞くことになってきました。

ということで、前回の続きからはじめてみましょう。

前回はここまで作成していました。

条件付き書式からやっていきましょう。

土曜日だったら、青色に、日曜日だったら、
赤色で、その行を塗りつぶすという条件書式を設定していきましょう。

A5:C35を範囲選択して、塗りつぶしの色をクリックします。

メニューの条件付き書式をクリックします。

条件付き書式設定ルールの単一色にある、
セルの書式設定の条件の中から、カスタム数式をクリックしましょう。

値または数式のボックスに、
=$b5="土曜日"と入力しましょう。

続いて、青色の塗りつぶしなので、塗りつぶしをクリックして、青色系を選択してクリックします。

今回は、コーンフラワーブルーというのを使ってみました。
そして、完了ボタンをクリックしましょう。

これを忘れると作り直しになりますので注意が必要です。
同じ方法で、日曜日を赤色系で塗りつぶしの設定をしましょう。

値または数式のボックスには、
=$b5="日曜日"
と設定します。

完了ボタンをクリックして、条件付き書式が完成しました。

日付をアレンジしていきましょう。
今、日付に設定してある数式。

=DATE($A$2,$B$2,row()-4)

だと、月末日が月ごとに異なっているので、翌月が表示されている。
とか、うるう年とか28日かも対応出来ておりません。

そこで、この日付の数式を修正していきましょう。

今回は日ごろ使っているような関数で数式を作ってみましょう。

日付の問題は、29日以降の数式を修正していきますので、
A33をクリックして、次のように数式を修正します。

=if(month(A32+1)=month(A30),DATE($A$2,$B$2,row()-4),"")


これは、A32にプラス1した月と、その月を比べてみて、同じだったら、
日付を表示して、等しく無ければ、空白にするという意味の数式です。

この数式を、A35までコピーしましょう。
月を2月にしてみると、2016年2月は28日までしかないので、
それ以降は空白になっているのが確認出来ます。

では、月を元に戻しておきましょう。

また、この日付ですが、年月日になっていますので、日だけの表示に変更してみましょう。
A5:A35を範囲選択します。

表示形式の詳細設定をクリックすると、メニューが表示されますので、
表示形式の詳細設定から「その他の日付や時刻の形式」をクリックします。

カスタムの日付と時刻の形式ダイアログボックスが表示されますので、
ボックスにある、年と”/”と月を削除します。残った「日」のうしろに日を入力します。

適用ボタンをクリックします。

これで、日付も日だけの表示に変更できました。

次回は、関連したことをご紹介していきます。

12/08/2016

Googleスプレッドシート。基本的なスケジュール表を作ってみよう。


Googleスプレッドシート。基本的なスケジュール表を作ってみよう。

<Googleスプレッドシート>


Googleスプレッドシートを使ってみたら、Excelのようにうまく出来ない、
作れない、ということもあって、最近お話を聞くことになってきました。

そこで、今回は、基本的なスケジュールの作り方を通して、確認していくことにしましょう。

まず、次のように入力しておきます。

まずは、A4:C4を中央揃えにして、

セルを塗りつぶしてみましょう。

日付は、A2には、年。B2には、月の数値を入力したら、
自動的にカレンダーが変わるようにしていきましょう。

A2には、2017。B2には、1。と入力します。

2017年と入力してしまうと、Excelと同様に文字になってしまうので、
計算では使えなくなってしまいますので、
Excelでいうところの、表示形式のユーザー定義を使って”年”を表示していく事にします。

表示形式の詳細設定ボタンをクリックして、
表示形式の詳細設定のカスタム数値形式をクリックします。

カスタム数値形式のダイアログボックスが表示されますので、
0年
と入力して、適用ボタンをクリックします。
同じように月のほうも、
0月
として設定しましょう。

A5にDATE関数を使って、日付を算出させてみましょう。

DATE関数は、Googleスプレッドシートにもあります。

ただし、Googleスプレッドシートには、関数挿入ダイアログボックスがありませんので、
手入力で数式を作成する必要があります。

A5の数式は、

=DATE($A$2,$B$2,row()-4)

Excelと同じようにヒントが登場します。

日のところで、ROW関数を使っております。
こうすることで、次のセルで+1するなんてことはしなくても、
数式をコピーするだけで済みますね。

それでは、オートフィルも使えますので、31日まで数式をコピーしましょう。

月末の処理は、次回後日ご紹介してみたいと思います。

B列の曜日ですが、
B5に、A5の数値を参照する数式、=A5として、表示形式を曜日に変えるでもいいのですが、
土曜日に色を塗るというような条件付き書式を設定する場合には、
表示形式ですと面倒なので、ここは、TEXT関数を使って、曜日を表示させてみましょう。

実は、ここがExcelとGoogleスプレッドシートが違うところなのです。

Excelだと、=TEXT(A5,”aaaa”)とすると、日曜日と表示されるのですが、
Googleスプレッドシートだと、

=TEXT(A5,”dddd”)

と数式を設定します。
aaaとか、aaaaはありません。
それでは、B5に、
=TEXT(A5,"dddd")
と数式を作成してオートフィルで数式をコピーしましょう。

なお、下方向へのオートフィルを使った連続コピーですが、データが無いとき、
つまり、一度目ならば、マウスカーソルが+で、
ダブルクリックすれば、31日のセルまでコピーをしてくれますが、
二度目の場合は、出来ませんので、ドラッグ操作でコピーしなければいけません。

ここも、Excelと異なっていますね。

次回は、この続きを紹介します。