Excel。数値群を母集団全体とみなした標準偏差はSTDEV.P関数で求めます
<関数辞典:STDEV.P関数>
STDEV.P関数
読み方: スタンダードディブ・ピー
読み方: スタンダードディビエーション・ピー
分類: 統計
STDEV.P(数値1,[数値2],…)
数値群を母集団全体とみなした標準偏差を算出する
Pはポピュレーション
【Excel・Word・PowerPoint・Access】あなたの「困った」を解決!10年以上の経験が詰まった、現場の疑問から生まれた実践テクニック集。作業効率を劇的に上げるOffice活用術をお届けします。
STDEV.P関数
読み方: スタンダードディブ・ピー
読み方: スタンダードディビエーション・ピー
分類: 統計
STDEV.P(数値1,[数値2],…)
数値群を母集団全体とみなした標準偏差を算出する
Pはポピュレーション
今回は、STDEV関数~STDEVPA関数までをご紹介しております。
STDEV関数
読み方: スタンダードディブ
読み方: スタンダードディビエーション
分類: 互換性
STDEV(数値1,[数値2],…)
数値群を標本データとみなした標準偏差を算出する
STDEV.P関数
読み方: スタンダードディブ・ピー
読み方: スタンダードディビエーション・ピー
分類: 統計
STDEV.P(数値1,[数値2],…)
数値群を母集団全体とみなした標準偏差を算出する
Pはポピュレーション
STDEV.S関数
読み方: スタンダードディブ・エス
読み方: スタンダードディビエーション・エス
分類: 統計
STDEV.S(数値1,[数値2],…)
数値群を標本データとみなした標準偏差を算出する
Sはサンプル
STDEVA関数
読み方: スタンダードディブエー
読み方: スタンダードディビエーションエー
分類: 統計
STDEVA([値1,[値2],…)
全データを標本データとみなした標準偏差を算出する
STDEVP関数
読み方: スタンダードディブピー
読み方: スタンダードディビエーションピー
分類: 互換性
STDEVP(数値1,[数値2],…)
数値群を母集団全体とみなした標準偏差を算出する
STDEVPA関数
読み方:スタンダードディブピーエー
読み方:スタンダードディビエーションピーエー
分類: 統計
STDEVPA([値1,[値2],…)
全データを母集団全体とみなした標準偏差を算出する
今回は、STDEV関数~STDEVPA関数までをご紹介しております。
STDEV関数
読み方:スタンダードディブ
読み方:スタンダードディビエーション
分類: 互換性
STDEV(数値1,[数値2],…)
数値群を標本データとみなした標準偏差を算出する
STDEV.P関数
読み方: スタンダードディブ・ピー
読み方: スタンダードディビエーション・ピー
分類: 統計
STDEV.P(数値1,[数値2],…)
数値群を母集団全体とみなした標準偏差を算出する
Pはポピュレーション
STDEV.S関数
読み方: スタンダードディブ・エス
読み方: スタンダードディビエーション・エス
分類: 統計
STDEV.S(数値1,[数値2],…)
数値群を標本データとみなした標準偏差を算出する
Sはサンプル
STDEVA関数
読み方: スタンダードディブエー
読み方: スタンダードディビエーションエー
分類: 統計
STDEVA([値1,[値2],…)
全データを標本データとみなした標準偏差を算出する
STDEVP関数
読み方: スタンダードディブピー
読み方: スタンダードディビエーションピー
分類: 互換性
STDEVP(数値1,[数値2],…)
数値群を母集団全体とみなした標準偏差を算出する
STDEVPA関数
読み方: スタンダードディブピーエー
読み方: スタンダードディビエーションピーエー
分類: 統計
STDEVPA([値1,[値2],…)
全データを母集団全体とみなした標準偏差を算出する
同じ数字には、同じ価値があるはずですが、全体のデータの中でどのような位置にその数値があるのかによって、価値が変わってきます。
例えば、次の表を見てみましょう。
LeadingとWritingは、当然テスト内容も異なりますので、難易度も異なっています。
それを踏まえたうえで、数式を確認します。
B13:C13には、それぞれの平均値が算出されています。
B13の数式は、
=AVERAGE(B3:B12)
B14:C14には、標本標準偏差を算出しています。
B14の数式は、
=STDEV.P(B3:B12)
標準偏差とは、データのバラツキ度合いを数値として算出したものです。
B列のLeadingのほうが、Writingよりも数値が大きいので、Leadingはバラツキが大きいということがわかるというわけです。
なお、STDEV.P関数は、全データをサンプル(母集団)として算出したものです。
一部のサンプルから全体とみなす場合は、STDEV.S関数をつかいます。
さて、ここからが本題。
番号2番は、両方とも、85点ですが、同じ価値なのでしょうか。
要するに、平均が90点なのに、85点は、平均以下になってしまいますが、逆に平均が30点ならば、圧倒的な数値です。
このように、データによって、価値が変動します。
では、2番の人は、どちらのほうが、価値があるのでしょうか。
そこで、使う関数が、「STANDARDIZE関数」です。
STANDARDIZE関数は、標準化得点であるZ得点を算出する関数です。
D3の数式を確認してみましょう。
=STANDARDIZE(B3,B$13,B$14)
最初の引数は、データの数値なので、B3。
2番目の引数は、平均なので、B13。
オートフィルで数式をコピーするので、行固定の複合参照にしますので、B$13としています。
最後の引数は、標準偏差なので、B14。こちらも、行固定の複合参照にしますから、B$14と設定します。
あとは、オートフィルで数式をコピーしたのが、上記の表です。
2番のデータを見てみましょう。
Leadingが、0.681で、Writingが、1.664 と算出されました。
この数値が大きいほど、価値があることがわかるので、Writingの85点の方が、価値が高いことが判明しました。
確かに、2番のWritingの85点は、全体でトップの成績です。
5番目データは、LeadingのほうがWritingよりも点数自体は78点と高いのですが、Writingの標準化得点が高いので、点数こそ71点と低いですが、価値が高いと判断できるわけです。
このように、単純にその数値が高い、低いだけではなく、周りから見て、どうなのかという判断できるデータも、日頃使っている資料に追加してみると、違ったことが見えてくるかもしれませんね。
Excelで平均値を算出すること自体は、とても簡単に算出することができます。
しかしながら、平均値が同じ場合は当然データの中身を把握しないと、データの特徴などわかりません。
要するに、平均値に近いところにデータが集まっているのか、それとも、平均値よりも離れたところに、とても大きな数値、または、とても小さな数値が存在していることで、それらの数値に引っ張られた平均値なのかもしれません。
少ないデータならば、「目視」でなんとなくイメージすることもできますが、データの件数が増えた場合「感覚」で判断というわけにもいきません。
そこで、「分散」を算出することで、データのバラツキ具合を確認することができます。
今回は、LeadingとWritingのデータを用意しました。
B13の数式は、
=AVERAGE(B3:B12)
平均値だけみても、データの特徴はわかりません。
分散を算出するたけでも、データの特徴を少し把握することができます。
B14に標本分散を算出する数式を設定します。
=VAR.P(B3:B12)
となりのC14にオートフィルで数式をコピーしました。
このVAR.P関数は、標本分散を算出する関数です。
標本分散は、サンプルを全データとしたものです。
母集団すべてのデータを使って、バラツキを算出するのが、VAR.P関数です。
ただ、データの量がとても多い場合、サンプルを取得してそのサンプルを元にして、バラツキを算出するのが、不偏分散を算出する、VAR.S関数です。
今回はデータの都合上、大量なデータを作れなかったので、VAR.P関数をつかっております。
この数値が、大きくなればなるほど、平均値から離れた値がある。
すなわち、バラツキ具合が大きいことを意味しています。
Writingが860.2とLeadingの164.4と算出されています。
Writingのデータを見ると、確かに、Leadingよりも90点台から20点台とバラツキ具合が大きいことがわかります。
さて、この分散ですが、各数値と平均の差の二乗和をデータの個数で割ったものですが、関数をつかうことで、一発で算出することができます。
各数値の平均との差をそのまま足すと、プラスとマイナスで相殺されてしまうので、二乗してから足しているわけです。
このため、分散と元のデータとでは単位がことなっています。
そこで、一般に、分散の平方根を求めて、元のデータと単位を揃えたものが、「標準偏差」というわけです。
ざっくりですが、
√分散=標準偏差 なので、標準偏差の二乗が分散ということになります。
この標準偏差にも、サンプルが母集団そのもの。
データ全部から算出する標本標準偏差を求めることができるSTDEV.P関数。
データの一部をサンプルとして算出する不偏標準偏差のSTEDEV.S関数。
この2つが、Excelには用意されています。
B15の数式は、標本標準偏差を算出するために、
=STDEV.P(B3:B12)
という数式を設定してあります。隣のセルにもオートフィルで数式をコピーしております。
分散も標準偏差も見慣れない関数ではありますが、数式を作ること自体は、とても簡単なので、分散という数値を日ごろ使っている資料に追加してみるだけでも、違ったことが見えてくるかもしれませんね。
偏差値と聞くと、どうやって算出しているのか?
算出するには、とても難しいイメージがしますが、Excelをつかうと、比較的容易に算出することができるので、ご紹介していきます。
次のデータを用意しました。
B列のWritingとC列のListeningの点数が入力されている表です。
WritingとListeningは同じ試験であるはずもなく、同じ点数を取ったとしても、難易度が異なっているので、その点数が、科目内での良し悪しは、単純にはわからないわけですね。
データの見た目から、Writingの点数がListening全体的に低い感じがしますね。
というか、見た目で判断するのはよくありません。
折角Excelというツールがあるわけですから、平均値から算出してきます。
=AVERAGE(B2:B11)
オートフィルで数式をコピーして、G2のListeningの平均も算出します。
最低限、平均値は算出したいところですね。
これで、Listeningのほうが20ポイントWritingより高いことがわかりました。
平均値は算出しましたが、WritingとListeningのそれぞれの中で、データの「ばらつき」も考える必要があります。
要するに、平均値は、平均値よりも離れた極端な値があると、極端に影響を受けてしまうからです。
この「ばらつき」を表すのが「標準偏差」です。
この標準偏差も、STDEV.P関数をつかえば、算出することができます。
=STDEV.P(B2:B11)
標準偏差は、値が大きいほど、「ばらつき」がありますので、今回のデータでは、Listeningよりも、Writingのほうが得点に差がある。
つまり「ばらつき」があることがわかりました。
平均値と標準偏差を算出することができれば、偏差値を算出するには、公式に当てはめてあげればいいわけです。
偏差値の公式は、
偏差値=(データ-平均点)÷標準偏差×10+50
で求めることができます。
D2の数式は、
=(B2-H$2)/H$3*10+50
複合参照をつかっていますが、これは、オートフィルで数式をコピーするために複合参照をつかっておりますが、わかりにくい場合は、絶対参照にして、列ごとに算出するといいですね。
データ内で、どこに位置しているのかがわかるようになります。
例えば、Writingでは、67点で、Listeningが78点と、Listeningのほうが点数自体は高いのですが、そのグループの中では、Listeningのほうが低い位置にあることがわかるわけですね。
むしろ力を入れないといけないのは、Listeningのほうだったわけです。
数値は、見た目のイメージだけで、優劣をつけてしまいがちなので、注意したいところですね。