Excel。MEDIAN関数は中央値を算出します
<関数辞典:MEDIAN関数>
MEDIAN関数
読み方: メディアン
分類: 統計
MEDIAN(数値1,[数値2],…)
中央値を算出します
【Excel・Word・PowerPoint・Access】あなたの「困った」を解決!10年以上の経験が詰まった、現場の疑問から生まれた実践テクニック集。作業効率を劇的に上げるOffice活用術をお届けします。
アドインでデータ分析にある基本統計量をつかうことで、データのステータスを手早く確認することができます。
G列とH列に表示されているのが、C列のListeningの基本統計量です。
=AVERAGE(C2:C11)
標準誤差は、標準偏差をデータの件数の平方根で除算した値です。
=STDEV.S(C2:C11)/SQRT(COUNT(C2:C11))
で算出することができます。
STDEV.S関数は、「S」なので、数値をサンプルとした標準偏差を算出する関数です。
SQRT関数は、平方根を算出する関数です。
COUNT関数は、数値の件数を算出関数です。
中央値は、MEDIAN関数で算出できます。
=MEDIAN(C2:C11)
最頻値は、MODE.SNGL関数で算出できます。
最頻値は、データ内で一番多く登場した数値のことですね。
=MODE.SNGL(C2:C11)
標準偏差は、先程紹介した、STDEV.S関数で算出します。
=STDEV.S(C2:C11)
標準偏差は、データが平均値からどのぐらい外れているか(散っているのか)を表します。
分散は、VAR.S関数で算出します。
=VAR.S(C2:C11)
尖度(せんど)は、KURT関数で算出できます。
=KURT(C2:C11)
尖度は、正規分布を元に上下にどの程度偏っているかを表す値です。
歪度(わいど)は、SKEW関数で算出できます。
=SKEW(C2:C11)
歪度は、正規分布を元に左右にどの程度偏っているかを表す値です。
範囲は、最大値と最小値の範囲(レンジ)です。
最大値から最小値を減算すれば算出できます。
=MAX(C2:C11)-MIN(C2:C11)
最小は、MIN関数ですね。
=MIN(C2:C11)
最大は、MAX関数ですね。
=MAX(C2:C11)
合計は、SUM関数ですね。
=SUM(C2:C11)
最後は、データの個数なので、COUNT関数です。
=COUNT(C2:C11)
このように、基本統計量は様々な関数をつかって算出しています。
算出する項目が多いため、面倒なので、分析ツールをつかえるようならば、つかったほうが、楽なような気がします。
Excelでは、平均値を算出するだけならば、ホームタブのオートSUMボタンの中にある平均をクリックするだけで、平均値を算出することができます。
ただ、そもそも、「平均値」だけでは、データ全体の状況を把握するには、ちょっと足らないわけですね。
次の表を用意しました。
=AVERAGE(B2:B6)
という数式を設定してあります。
この数式をC7にオートフィルでコピーしました。
競技1と競技2の平均値ですが、同じ「50」と算出されています。
ただ、競技1と競技2の数値をみると、競技1よりも競技2のほうが、それぞれのデータは50近くにあります。
しかし、競技1のデータには、差があるようにみえます。
データとしては、バラバラだということです。
そして、平均値は、突出した数値があると、それに引っ張られる傾向にあります。
つまり、平均値だけだと、どうしても、データの全体像がわからないわけです。
そこで、データ全体の中央の値である、「中央値」を算出するだけで、データ全体がどのようになっているのか、把握しやすくなります。
B8には、中央値を算出することができる関数。
「MEDIAN関数」をつかった数式を設定してあります。
=MEDIAN(B2:B6)
C8には、オートフィルでコピーした数式が設定してあります。
その結果、競技1の中央値は、「30」であり、競技2の中央値は「49」ということがわかりました。
見た目に近い印象の数値が算出されました。
中央値は、平均値と異なり、一部の外れた値の影響を受けにくい傾向にあります。
中央値を算出するMEDIAN関数は、比較的わかりやすいので、いつも算出している平均値と合わせて中央値も算出してみるといいかもしれませんね。
Excelをつかってデータから合計値や件数。
それに平均値を算出してみる。
なんてことをするわけが、それだけでは、そのデータ全体がみえてこないので、簡単な関数をつかって、把握するための数値を算出してみましょう。
次のデータを用意しました。
E1には、平均値が算出されています。
オートSUMボタン内にもある、お馴染みの、AVERAGE関数をつかっています。
E1の数式は、
=AVERAGE(B2:B11)
算出結果は、「18」
だけど、何かおかしいですよね。
「18」ってみた感じで大きいですよね。
原因は、B9の「72」という値。
とびぬけていますね。
いわゆる「外れ値」ですね。このようにとびぬけた値があると、AVERAGE関数は、そのデータに引っ張られる特徴があります。
つまり、AVERAGE関数は、算数の世界で使用する「算術平均」だからです。
とびぬけたデータがあることを考慮すると、「幾何平均」を算出するといいわけですね。
幾何平均は、かけ離れた値の影響を受けにくい特性があります。
E2の数式は、
=GEOMEAN(B2:B11)
算出結果は、13.21…と、外れ値の影響を受けてない印象の結果が算出できました。
AVERAGE関数だけをつかった資料よりも、GEOMEAN関数の結果も併記してあげると、いいですね。
次に、データ全体がだいたい同じ数値の幅ならばいいのですが、複数の塊で集まっていることもあります。
分布の偏りがあるかもしれません。
偏りがある場合には、平均値だけでは実際のデータとの印象に誤差が生じる恐れがありますので、「中央値」も算出したいところですね。
=MEDIAN(B2:B11)
MEDIAN関数をつかうことで、中央値を算出することができます。
中央値は、すべての値を昇順に並べて、ちょうど、真ん中にある値です。
単純に平均値を算出するとデータの偏りがみえてきませんが、中央値や幾何平均をつかうことで、分布の偏りがみえてきます。
あと、最頻値とかを算出ということも考えますが、データが極端に偏っている場合だとつかうのもいいかと思いますが、一般のデータでは、あまりつかわないように思われます。
ということで、オートSUMボタンにあるAVERAGE関数の平均だけではなく、幾何平均のGEOMEAN関数や、中央値のMEDIAN関数も合わせてつかってみると、よりデータを把握できます。
Excelをつかってデータから合計値や件数。
それに平均値を算出してみる。
なんてことをするわけが、それだけでは、そのデータ全体がみえてこないので、簡単な関数をつかって、把握するための数値を算出してみましょう。
次のデータを用意しました。
E1には、平均値が算出されています。
オートSUMボタン内にもある、お馴染みの、AVERAGE関数をつかっています。
E1の数式は、
=AVERAGE(B2:B11)
算出結果は、「18」
だけど、何かおかしいですよね。
「18」ってみた感じで大きいですよね。
原因は、B9の「72」という値。
とびぬけていますね。
いわゆる「外れ値」ですね。
このようにとびぬけた値があると、AVERAGE関数は、そのデータに引っ張られる特徴があります。
つまり、AVERAGE関数は、算数の世界で使用する「算術平均」だからです。
とびぬけたデータがあることを考慮すると、「幾何平均」を算出するといいわけですね。
幾何平均は、かけ離れた値の影響を受けにくい特性があります。
E2の数式は、
=GEOMEAN(B2:B11)
算出結果は、13.21…と、外れ値の影響を受けてない印象の結果が算出できました。
AVERAGE関数だけをつかった資料よりも、GEOMEAN関数の結果も併記してあげると、いいですね。
次に、データ全体がだいたい同じ数値の幅ならばいいのですが、複数の塊で集まっていることもあります。
分布の偏りがあるかもしれません。
偏りがある場合には、平均値だけでは実際のデータとの印象に誤差が生じる恐れがありますので、「中央値」も算出したいところですね。
=MEDIAN(B2:B11)
MEDIAN関数をつかうことで、中央値を算出することができます。
中央値は、すべての値を昇順に並べて、ちょうど、真ん中にある値です。
単純に平均値を算出するとデータの偏りがみえてきませんが、中央値や幾何平均をつかうことで、分布の偏りがみえてきます。
あと、最頻値とかを算出ということも考えますが、データが極端に偏っている場合だとつかうのもいいかと思いますが、一般のデータでは、あまりつかわないように思われます。
ということで、オートSUMボタンにあるAVERAGE関数の平均だけではなく、幾何平均のGEOMEAN関数や、中央値のMEDIAN関数も合わせてつかってみると、よりデータを把握できます。
今回は、MEDIAN関数~MINIFS関数までをご紹介しております。
MEDIAN関数
メディアン
中央値を算出します。
MEDIAN(数値1,[数値2]…)
MID関数
ミッド
文字列の任意の位置から文字を取り出す
MID(文字列,開始位置,文字数)
MIDB関数
ミッドビー
文字列の任意の位置から指定バイト数の文字を返す
MIDB(文字列,開始位置,バイト数)
MIN関数
ミニマム
最小値を算出します。
MIN(数値1,[数値2]…)
MINA関数
ミニマムエー
数値・文字列・論理値を含む最小値を算出します。
MINA(値1,[値2]…)
MINIFS関数
ミニマムイフズ(ミニマムイフエス)
条件により指定した範囲内の最小値を算出
MINIFS(最小範囲,条件範囲1,条件1,…)