8/31/2018

Excel関数一覧表にアイテムを追加しました。【function:2018/08/31】

Excel関数一覧表にアイテムを追加しました。

<Excel関数一覧>

「Excelテクニック and MS-Office recommended by PC training」の
目次サイト

Officeソフトのスキルアップサイト」のExcel関数一覧表に
次のアイテムを追加しました。

CONVERT コンバート
数値の単位を変換する

DELTA デルタ
2つの数値が等しいかどうか調べる

GESTEP ジーイーステップ
数値が境界値以上かを判定する

COMPLEX コンプレックス
複素数を表す文字列を生成する

IMREAL アイエムリアル
複素数の実数部分を取り出す

IMAGINARY イマジナリー
複素数の虚数係数を取り出す

IMCONJUGATE アイエムコンジュゲイト
共益複素数を算出する

IMABS アイエムアブス
複素数の絶対値を算出する

IMARGUMENT アイエムアーギュメント
複素数の偏角を算出する

CONVERT関数は単位を知っていると、色々変換出来て面白いですよね。

8/30/2018

Access。レポートには郵便番号のハイフンがあるのに、ラベルにはハイフンがない?【ZIP】

Access。レポートには郵便番号のハイフンがあるのに、ラベルにはハイフンがない?

<Access:レポート:Left・Right関数>

Accessのレポートは、細かい修正をしないといけないなどあって、
結構面倒なのですが、それ以外にも、ちょっとした違いを知らないと、
印刷が終わったあとに、「なんで?」ということが発生しますので、
確認しておきましょう。

次のテーブルがあります。

注目するのは、郵便番号のハイフンです。
3件ともハイフンがありますよね。

では、このテーブルを使ってレポートを作っていきます。

作成タブの「レポートウィザード」をクリックしましょう。

レポートウィザードが表示されますので、テーブルを選択して、

使用したフィールドを、選択するフィールドに移動します。

並び替えとかしませんので、今回は完了ボタンをクリックしましょう。

レポートが作成できました。確認するのは、郵便番号なのですが、
テーブル同様に、3件とも、ハイフンが表示されていますね。

では、同じレポートはレポートですが、
宛名ラベル」を作ってみましょう。

まず、テーブルを選択しておきます。

この作業を忘れると失敗しちゃいますので、注意が必要です。



作成タブの「宛名ラベル」をクリックすると、
宛名ラベルウィザードが表示されます。


ラベルの種類を選択して、次へボタンをクリックします。


フォント関係はそのままスルーしますので、次へボタンをクリックします。


ラベルのレイアウトを設定します。

〒マークは、あってもなくてもいいそうですが、
わかりやすくするために、入力してあります。

レイアウトの設定が終わったら、次へボタンをクリックします。

並び替えは設定しませんので、次へボタンをクリックします。


あとは、名前を付けて完了ですので、完了ボタンをクリックします。
これで、ラベルが完成しましたが、問題なのは、郵便番号です。


1件目は、ハイフンがありますが、2件目以降は、ハイフンがありません。

なんで、こんなことが起こってしまったのかというと、
1件目と2件目以降はデータの入力方法が違うのです。

1件目は、ハイフンを付けて入力しましたが、
1件目入力後に、住所入力支援を設定してから、データを入力しました。

住所入力支援を設定すると、見た目は、ハイフンがありますが、
データとしては保存されないように、定型入力が設定されています。

最初から設定してからデータを入力すればいいのですが、
途中から設定したりすると、ハイフンが入っているデータと、
入っていないデータが混在していて統一されていないことがあります。

郵便物は、このラベルでも十分届くので問題はないのですが、
ハイフンありで表示したい場合は、どのようにしたらいいのでしょうか?

細かいことを設定するには、デザインビューで設定します。


郵便番号のテキストボックスをクリックします。
="〒" & [郵便番号]
と表示していますが、これを修正していきます。

="〒" & Left([郵便番号],3) & "-" & Right([郵便番号],4)

郵便番号フィールドの左から3ケタと右から4ケタを抽出して、
ハイフンで挟む形ですね。

なので、ExcelでもおなじみのLeft関数とRight関数を使うこと
で、問題を解決することができます。

では、印刷プレビューで確認してみましょう。

すべての郵便番号にハイフンが表示することができましたね。

クエリだけではなく、レポートなどのテキストボックスにも、
関数を使うことができますので、
色々と設定してみるとAccessのテクニックの幅が
広がっていきますので、
少しずつプラスしていくといいかもしれませんね。

8/29/2018

Excelのセミナーを開催します。『Excel マクロVBA:シート管理(並び替え・作業グループ・複数シートの印刷)』【Seminar】

Excelのセミナーを開催します 開催日2018/9/24(祝日:月曜日)

<ご案内>

Excel マクロVBA:
シート管理(並び替え・作業グループ・複数シートの印刷)
セミナー好評つき第7弾を開催します。

このセミナーのコンセプトは、
プログラマー向けではなくて、一般事務職向けの、Excel VBA講座です。

少しExcelを使っているけど、さらにテクニックを知ることで、
通常業務での【時短】や【改善】を促す・できるような
アイディアをご紹介するセミナーです。


詳細は、下記URLからご確認ください。
YandSシステムズ
http://yandss.p2.weblife.me/Works/works.html
また、主な情報は下記に記載しておきます。

▼開催日時
2018年9月24日 (祝日:月曜日)
13時00分~16時00分(適時5分程度の休憩をいれます。)

▼会場
東京都新宿区歌舞伎町1-16-3 新宿スクエアビル 3階 107号室
新宿東口会議室

▼受講対象者(以下の条件すべてに該当する方)
・キーボードからアルファベットの入力が苦労なく行える方
・Excelのワークシート上でIF関数ぐらいの数式を作れる方
・Excel 2016, 2013, 2010
 いずれかのインストールされているWindowsパソコンをご持参いただける方

▼定員
8名様

▼受講料
5,000円
お支払いは、当日会場でお願いいたします。

▼講座の主な内容
【シート管理(並び替え・作業グループ・複数シートの印刷)】
シート管理:
シートを思い通りの順番に並び替えをしたい!
作業グループさせたいけど、どうやるの?
作業グループにしたシートを印刷したい!

など、ちょっと知っていると時短に繋がりそうな内容のご紹介です。

▼講座当日にご持参いただくもの
・Excel 2016・2013・2010
 いずれかのインストールされているWindowsパソコン
・パソコンの電源アダプター
・筆記用具

▼講師
矢光 利幸(やこう としゆき)
このBLOGの著者です。

▼注意点
・Excel 2016・2013・2010
 いずれかのインストールされているWindowsパソコンを、必ずご持参ください。

・この講座は、Excelを操作したことのない初心者の方を対象としておりません。
 限られた時間での講座となっておりますので、
 誠に勝手ではありますが、
 『アルファベットの入力に苦労する方』
 『ExcelのIF関数を使えないレベル方』
 の参加は、ご遠慮願えれば幸いです。
 後日開催予定のExcel入門セミナーにご参加して頂いてからご参加願えると幸いです。

・Excel マクロVBAの初心者の方を対象としておりますので、
 詳しい方は『物足りない』内容となっていますので、ご注意ください。

・授業の妨げになる行為を行う場合は、即時退出していただきます。

▼キャンセルについて
 キャンセルされる場合は、お問い合わせ後に届きます、メールアドレスに
 キャンセルのご一報をお願いいたします。

▼お申込みの流れ
1.お問い合わせのフォームに必要事項を入力後、送信してください。(仮申込です)
2.ご予約が取れたというメールを返信させていただきます。(正式申込完了)
 こちらからのメールはgmail.comドメインからお送りします。
 迷惑メールのフィルタリングを行っている方は事前に解除をお願いします。
 基本、24時間を越えても返信がない場合は、再度ご連絡ください。
3.当日会場にお越しください。

お申込みやご質問などは
下記URL先の「お問い合わせ」のフォームからお願いいたします。
また、このBLOGの「お問い合わせ」ボタンからでもOKです。

YandSシステムズのお問い合わせページ
http://yandss.p2.weblife.me/contact_us.html

8/27/2018

Excel。アルファベット評価から最高ランクがどのアルファベットなのかは、MIN関数だけでは対応できません【RANK】

Excel。アルファベット評価から最高ランクがどのアルファベットなのかは、MIN関数だけでは対応できません

<CHAR+MIN+CODE関数>

次のような評価表があります。

1回目から5回目までで、それぞれA~Eランクで評価したものなのですが、
1回目から5回目の中で、
一番成績のいいアルファベット評価をH列に求めたいわけです。

例えば、1件目は「C/D/C/A/A」なので、
最高ランクは”A”と求められるといいわけです。

当然、データ量が少なければ、
目視によるパワープレイで処理してもいいのですが、
データが大量になると、大変になりますので、
工夫が必要になるわけです。

そこで、イメージとして、A~Eなので、昇順でならぶから、
最小値を求めるMIN関数で簡単に算出できる感じがしますよね。

では、実際どうなのか、確認してみましょう。

【MIN関数では算出できない!】

H2をクリックして、
=MIN(C2:G2)
という数式を設定しましょう。

0(ゼロ)と算出されてしまいました。

なんで、”A”と算出してくれなかったのか?

それは、MIN関数は、
『数値』の最小値を求めることができる関数だからです。

アルファベットは、数値ではありませんから、
算出してくれなかったわけです。

では、どのようにしたらいいのでしょうか?

【CHAR+MIN+CODE関数と配列関数で一発算出】

一発で算出する方法を、まずはご紹介します。

配列関数を使いますが、H2に次の数式を、手入力します。

配列関数なので、手入力の方があとあと楽です。

=CHAR(MIN(CODE(C2:G2)))
と入力したら、配列関数にしますので、
ctrl + shift + Enterキーを押します。

数式に、”{ }”が前後につけば、配列関数になりました。

{=CHAR(MIN(CODE(C2:G2)))}

オートフィルを使って数式をコピーしましょう。

これで、最高ランクを求めることができましたが、
配列関数はちょっと、ややこしいので、
改めて、順を追って説明していきます。

MIN関数を使いたいけど、文字だから使えないわけです。

そこで、文字には、それぞれ文字コードという番号が振られています。

文字を文字コードに変換することができる関数が、CODE関数です。

では、この表の下に、文字コードに変換した表を作ってみましょう。

C11には、
=CODE(C2)
という数式が設定されていて、
オートフィルを使って数式をコピーしました。

すると、Aは65で、
Eは69という文字コードが振られていることがわかりました。

これで、数値になりましたので、MIN関数が使えるわけです。

H11にMIN関数を使って算出してみましょう。

H11の数式は、
=MIN(C11:G11)

あとは、この文字コードをアルファベット。

すなわち文字に戻してあげればいいわけですね。

文字コードを文字に変換する関数は、CHAR関数ですね。
それでは、H11の数式をCHAR関数でネストしてみましょう。

=CHAR(MIN(C11:G11))

アルファベットに戻りましたね。
先程の配列関数は、この手順を一発で処理したわけです。

このように、アルファベットの評価を並び替えるのは簡単ですが、
今回のようなケースでは一筋縄では処理できませんので、
様々な関数を知っているといいのかもしれませんね。

8/26/2018

今週のFacebookページの投稿 2018/08/20-2018/08/26

今週のFacebookページの投稿 2018/08/20-2018/08/26

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

8月20日
Excel。
rank.eq関数は順位をつける関数です。

8月21日
Excel。
rank.avg関数は順位をつける関数です。ちなみに同順位を平均化する

8月22日
Excel。iseven関数は偶数かの判断関数です。

8月23日
Excel。isodd関数は奇数かの判断関数です。

8月24日
Excel。istext関数は文字列かの判断関数です。

8月25日
Excel。isnumber関数は数値かの判断関数です。

8月26日
Excel。iferror関数はエラー時の処理指定関数です。

Excelテクニック and  MS-Office recommended by PC training
https://www.facebook.com/exceltechniqueandmsoffice/

Excelのショートカット一覧はこちらで書いております。
http://yandss.p2.weblife.me/shortcutkey.html

8/24/2018

Excel。事務職のデータ分析27。最初は数値データの全体像を把握しましょう。【Numeric data】

Excel。事務職のデータ分析27。最初は数値データの全体像を把握しましょう。

<MAX・MIN・AVERAGE・TRIMMEAN・MEDIAN・MODE.SNGL・COUNT・MODE.MULT>

色々な統計分析についての書籍があって読むけど、
最初に何をしたらいいのかが、よくわからないと耳にしますので、
あまりExcelを使っていないけど、どのような数値を会議資料として、
分析用の資料として用意すればいいのかを改めて、簡単に説明していきましょう。

【全体像の特徴を知る】

数値データではわからないので、
全体像の特徴をはあくすることから始めるといいですね。

簡単に算出できるものが多いので、重要性を感じないかもしれませんが、
大切な数値だったりします。

次のデータがあります。

単に数値が並んでいるだけですが、最小値と最高値を知るところから始めます。

当然、MAX関数とMIN関数を使うわけですが、
この2つの項目を知るだけでも、重要です。

日々の日報だったら、なぜこの日だけ売上高がよくないのか?
ということがわかるわけですよね。

改善点を見つけることに繋がるかもしれませんよね。

なので、単純であっても、重要です。

E1の最大値の数式は、
=MAX(B2:B26)
E2の最小値の数式は、
=MIN(B2:B26)

続いて、算出したのは、平均値です。

E4の平均値の数式は、
=AVERAGE(B2:B26)
この平均値ですが、ちょっと難しくいうと、
算術平均とか相加平均といったりします。

相加とは、すべての数値の合計をその数値の個数で除算したもののことですね。

ところが、おおむね平均値に数値があるわけではなく、
異常時というケースが含まれていることが多いので、
それを取り除いた平均値も算出したほうがいいわけですね。

例えば、急にブームになった食品とかがあって、
瞬間的にバカ売れしたりすると、平均値に影響を与えてしまうからです。

では、Excelで異常値を取り除いて算出する場合には、
TRIMMEAN関数を使います。

E5の数式は、
=TRIMMEAN(B2:B26,0.1)
割合を0.1=10%としましたが、
これは、上限0.05%・下限0.05%を意味しますので、注意が必要です。

平均値では、把握できないケースがあります。

そこで、全体の数値を並べてみて、
その中心の値を求める中央値というものを算出することも多くあります。

登場する関数は、MEDIAN関数です。

E7の数式は、
=MEDIAN(B2:B26)
金額が全体平均よりも小さいので、
販売金額は、安いほうに比重が大きいようですね。

【データ量が多くなると最頻値がほしくなる】

大量のデータから特徴を見つけ出すのに、
一番多く登場している数値を知ることができれば、
その数値に何かしらの理由。

すなわち購入しやすい価格なのか?などが見えてきます。

データの中で登場回数を算出するために使用する関数は、
MODE.SNGL関数です。

登場する回数が多い数値は、3200だそうですが、
よくみると、29600もデータが2つありますので、最頻値のはずですよね。

このMODE.SNGL関数。欠点があって、
データの最初に登場するほうを算出しちゃうのです。

これでは、会議の資料としては使えません。

そこで、同率一位が、いくつのあるのかを算出して、
該当する数値も算出するといいですよね。

では、同率一位がいくつあるのかを算出してきます。

E10の数式は、
=COUNT(MODE.MULT(B2:B26))

いくつのあるかということなので、COUNT関数。

そして、複数の最頻値を算出することができる、
MODE.MULT関数をネストすると算出することができます。

算出された結果は2なので、2件あるということがわかりました。

E11に、MODE.MULT関数ですが、
{}がついていますが、配列関数にしています。

そこで、この数式の作り方ですが、
最初に、E11:E12を範囲選択します。

先ほどの同率一位の数が5だったら、5つのセルを範囲選択します。

今回は、2と算出されたので、2つのセルを範囲選択しているわけです。

=MODE.MULT(B2:B26)

と入力したら、Enterキーを押さずに、
Ctrl+Shift+Enterキーで配列関数にして完成です。

これで、2つの最頻値を算出することができました。

まずは、このような数値を用意するだけでも
日ごろの資料がグレードアップします。

8/23/2018

Officeソフトのスキルアップに追加しました。2018/08/23

Officeソフトのスキルアップに追加しました。

<目次サイト>

このBLOGの記事を、
目次サイトの【Officeソフトのスキルアップ】に追加しました。


Excel。ピボットテーブルを使うと集計表が簡単に作れる
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/09/excelpivot-table.html


Excel。スパークラインってどんな時に使うの?
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/09/excelsparklines.html


Excel。数値を比べて↑→↓と判断させるときには、関数でなく条件付き書式も使えます
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/09/exceliconset.html


Excel。条件付き書式のデータバーで横棒グラフを作ってみる
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/09/excelconditionalformatting.html


Excel。?と*を置換したいけど、どうしたらいいでしょうか?
https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/09/excelreplacement.html

8/21/2018

Excel。マクロ33。セル内の不要な空白を消すにはどのようにしたらいいの?【Trim】

Excel。マクロ33。セル内の不要な空白を消すにはどのようにしたらいいの?

<Excel VBA:Trim & Replace>

大量なデータを手入力するということは、あまりないとは思いますが、
大量のデータをインポートしてくるとか、
csvファイルを開いて使っている場合、
データの整合性というか、ちゃんとしたデータでないと、
資料化するにあたり精度が低くなってしまう恐れがあります。

例えば、空白が混じっているとダメなので、
削除したいケースなどがその一例ですね。

少ないデータならば、自力で修正したほうが早いかもしれませんが、
大量なデータとなると時間がかかって非効率ですね。

そこで、Excel VBAでプログラムを作ってみようと思います。

次のデータがあります。

【ExcelのTRIM関数とExcel VBAのTrim関数はちょっと違う】

空白を削除するとなると、Excelの関数では、
TRIM関数というのが頭に思い浮かびます。

Excel VBAにも、Trim関数がありますので、
それを使ってC列を処理してみます。

Sub 空白削除のTrim()
    Dim i As Long
    For i = 2 To 11
        Cells(i, "C").Value = Trim(Cells(i, "C"))
    Next
End Sub

実行してみましょう。

Trimを使うと、
文字列の前後の空白は、全角・半角関係なく削除してくれるのですが、

残念ながら、文字列の中の空白までは、取り除いてくれません。

確かに、TRIM関数も同じ動きをするので、
文字列の中の空白は残ってしまうというのは、
理解しやすいのですが、
もう1つ、ExcelのTRIM関数とExcel VBAのTrim関数は違いがあるのです。

それは、ExcelのTRIM関数は、
文字列の中の空白が2つ以上の場合は、
不要な空白を削除してくれて、1つにしてくれるのですが、
Excel VBAのTrim関数は、全く処理を行いません。

試しに、列を追加して、D2に
=TRIM(B2)
という数式を作って、数式をコピーしてみましょう。

B4の文字列は、半角空白が2文字になっていますので、
TRIM関数を使うと、半角空白が1文字になっていますよね。

このように、違いがありますので、注意が必要です。

では、空白を全部削除したい場合はどのようにしたらいいのでしょうか?

【Excelでは、SUBSTITUTE関数だけど、Replace関数を使う】

挿入した列を削除して、表を元に戻しておきます。
Excel VBAでは、Replace関数で、空白を削除します。

ExcelのREPLACE関数は、どちらかというと、置換というイメージですね。

では、Excel VBAのプログラム文を確認してみましょう。

Sub 空白削除のReplace()
    Dim i As Long
    For i = 2 To 11
        Cells(i, "D").Value = Replace(Cells(i, "D"), " ", "")
        Cells(i, "D").Value = Replace(Cells(i, "D"), " ", "")
    Next
End Sub

実行してみます。

このように、空白を削除することができましたね。

Cells(i, "D").Value = Replace(Cells(i, "D"), " ", "")
Replace関数は置換しますので、
半角空白を文字なしに置換するという構文になっています。

全角も同様に作ることで、空白を削除することができました。

ただ、ExcelのTRIM関数と同じように、文字列の前後は削除して、
文字列の中の空白は1つだけ残してほしい場合は、
Formulaメソッドを使うのがいいのではと考えます。

Sub 空白削除のTRIM関数()
    Dim i As Long
    For i = 2 To 11
        Cells(i, "F").Formula = "=trim(b" & i & ")"
        Cells(i, "F") = Cells(i, "F")
    Next
End Sub

こんな感じでどうでしょうか?

このように、空白を削除する問題は、
Excelでも、Excel VBAでも悩ましいもののひとつですね。

8/20/2018

Excel Technique_BLOG Categoryに追加しました。2018/08/20

Excel Technique_BLOG Categoryに追加しました

<目次サイト>

このBLOGの記事を、

カテゴリー分けにした【Excel Technique_BLOG Category】に追加しました。


Excel。データの中で、どれが一番多いのか?最頻値
https://infoyandssblog.blogspot.com/2013/07/excel_20.html


Excel。引き算とIMSUB関数と文字型を数字型に簡単に変換する方法
https://infoyandssblog.blogspot.com/2013/07/excelinsub.html


Excel。あまりのMOD関数は有名だけど、割り算・掛け算の関数って何?
https://infoyandssblog.blogspot.com/2013/07/excelmod.html


Excel。RANK関数ほど有名じゃないけど、順位の関数も便利です。
https://infoyandssblog.blogspot.com/2013/08/excelrank.html


Excel。重複の入力を警告するテクニックは【入力規則+COUNTIF関数】で結構簡単に出来る。
https://infoyandssblog.blogspot.com/2013/08/excelcountif.html

8/19/2018

今週のFacebookページの投稿 2018/08/13-2018/08/19

今週のFacebookページの投稿 2018/08/13-2018/08/19

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

8月13日
Excel。
indirect関数は文字列をセル番地や名前として直接的に参照する関数です。

8月14日
Excel。
choose関数は値のリストから指定した位置の値を参照する関数です。

8月15日
Excel。
offset関数は相対的な位置関係で指定したセルを参照する関数です

8月16日
Excel。
if関数は条件分岐関数です。

8月17日
Excel。
or関数はいずれか一つでも成立するかの判断関数です。

8月18日
Excel。
and関数はずべての条件が成立するかの判断関数です。

8月19日
Excel。
not関数は指定した条件が成立しないことを判断関数です。

Excelテクニック and  MS-Office recommended by PC training
https://www.facebook.com/exceltechniqueandmsoffice/

Excelのショートカット一覧はこちらで書いております。
http://yandss.p2.weblife.me/shortcutkey.html

8/18/2018

Excel。折れ線グラフの高低線に差のラベルを表示したいけど、できないの?【Line graph】

Excel。折れ線グラフの高低線に差のラベルを表示したいけど、できないの?

<マーカー付き折れ線グラフ:高低線>

折れ線グラフに、「高低線」を追加することができます。

二つのマーカー付き折れ線グラフの間にある線。

これが、「高低線」ですね。

以前、この間の塗りつぶし方法はご紹介しておりますが、]
今回は、この「高低線」にデータラベルを表示するには
どのようにしたらいいのでしょうか?というもの。

高低線だけでは、どのぐらい差があるのかがわからないので、
その差を表示したいというのは、当然といえば当然なのですが、
できないのです。

一応、高低線の書式設定作業ウィンドウを確認してみましょう。

しかしながら、できませんというわけにもいきませんので、
アレンジすることで高低線に折れ線グラフの差の数値を
表示することができますので、紹介していきましょう。

作りたいのは、このようなグラフです。

高低線に差が表示されています。

グラフを作るには、表が大切ですね。今回は次のような表を用意します。

A1:C7までが、2つのマーカー付き折れ線グラフのためのデータです。

D列の差ダミーですが、D2には、
=C2-B2
という差を算出させています。

E列の中間ダミーは、D列の数値を2つのマーカー付き折れ線グラフの
中間に配置するための数値です。

E2には、
=B2+(C2-B2)/2
という数式を設定しています。

【マーカー付き折れ線グラフをつくる】

A1:C7とE1:E7を範囲選択して、挿入タブの折れ線グラフの挿入ある、
「マーカー付き折れ線」を選択します。

マーカー付き折れ線グラフが挿入されました。
グラフタイトルは今回削除して、サイズはわかりやすいように、大きくしました。

系列「中間ダミー」をクリックして、
デザインタブのグラフ要素を追加のデータラベルから中央をクリックします。

表示されたデータラベルは、中間ダミーの値なので、
これを差ダミーに替える必要がありますので、
表示されたデータラベルをダブルクリックするか、
クリックして、書式タブのグラフ要素が、
「系列 "中間ダミー" データ ラベル」になっているのを確認して、
選択対象の書式設定をクリックして、
データラベルの書式設定作業ウィンドウを表示しましょう。

ラベルオプションの値のチェックマークを外し、
セルの値にチェックマークを入れると、
データラベル範囲ダイアログボックスが表示されますので、
差ダミーを範囲選択してOKボタンをクリックすると、
2つのマーカー付き折れ線グラフの差を表示することができました。

中間ダミーのマーカー付き折れ線グラフをクリックすると、
作業ウィンドウがデータ系列の書式設定作業ウィンドウに替わりますので、
線なしにして、

マーカーに切り替えて、マーカーのオプションをなしにしましょう。

凡例の中間ダミーも削除します。

このまま、高低線を描いてしまうと、
データラベルが「塗りつぶしなし」になっていると、
データラベルと重なってしまって見にくいので、
再度データラベルをクリックします。

データラベルの書式設定の塗りつぶしを、
塗りつぶし(単色)から「白、背景1」を選択します。

あとは、高低線を描くだけです。

グラフ要素を追加にある、線の「高低線」をクリックします。

これで、完成しました。

このように、「高低線」は用意されているのですが、
その差を表示することが用意されていませんので、
アレンジすることで作ることは可能ですので、機会がありましたら、是非。