Excel。別々の列にあるデータをまとめた順位を知りたい
<RANK.EQ関数の参照カッコ付>
Excelというのは、本当に現場レベルというか、現場現場で、
様々な使われ方をしているんだなぁ~と思うわけですね。
今回ご紹介するものの、その一つでして、こんなもの使っているのかなぁ~とは思いつつも、
何かアイディアはありませんか?
といわれれば、とりあえずご紹介はするのですが…ということで、
今回はまず、下記の表をご覧ください。
順位を求めている表なのですが、よくある順位を求める表ではなくて、
1回目と2回目と書いてありますよね。
すなわち、普通は、1回目と2回目それぞれの順位を算出するのでしょうけれど、
今回のリクエストは、なんと、1回目と2回目を合わせた中で順位を求めたいというものなんですね。
まぁリクエストの資料は、もっと回数があったわけでして、
なるほど、たしかに、一つずつでなく、全体の中から求めたいということもあるわけですね。
それでは、早速ご紹介していきます。
順位を求めるということで、RANK.EQ関数を使っていきますので、
D3をクリックして、RANK.EQ関数ダイアログボックスを表示しましょう。
数値は、C3。
参照は、離れたところ選択するので、ctrlキーを使えばいいはずなので、
$C$3:$C$11,$E$3:$E$11
そして、絶対参照も忘れずに設定しましょう。
範囲選択直後なら、F4キーで全体に$マークがついて、絶対参照の設定がされますね。
順序は0とします。
そして、OKボタンをクリックしてみると、
参照の引数が多すぎるというメッセージが表示されてしまって、
算出することができませんでした。
困りましたねぇ~。
どうしたらいいのか?というと、
参照範囲が離れていているときには、( )カッコで、囲んであげれば、
ちゃんと範囲として処理をしてくれるのです。
関数の引数で困ったときには、今回のようなカッコでカッコってあげる。
または、”(ダブルコーテーション)で囲ってみるということで、うまく算出してくれることが多いですね。
では、改めてですが、D3をクリックして、RANK.EQ関数を作成していきます。
数値は、C3。
参照は、($C$3:$C$11,$E$3:$E$11)
先ほど、ご説明しましたように、この範囲をカッコで囲む必要がありました。順序は0とします。
あとは、OKボタンをクリックして、数式をコピーしていきましょう。
すると、離れた場所の範囲だったとして、順位を求めることができましたね。
このように、RANK.EQ関数も普通に算出させるのではなくて、
様々なニーズに合わせて、離れた範囲を選択することができることを知っていると、
Excel力がアップしますので、何かの機会に作ってみてはどうでしょうか?