5/11/2016

Excel。RANK.EQ。別々の列にあるデータをまとめた順位を知りたい


Excel。別々の列にあるデータをまとめた順位を知りたい

<RANK.EQ関数の参照カッコ付>


Excelというのは、本当に現場レベルというか、現場現場で、
様々な使われ方をしているんだなぁ~と思うわけですね。

今回ご紹介するものの、その一つでして、こんなもの使っているのかなぁ~とは思いつつも、
何かアイディアはありませんか?
といわれれば、とりあえずご紹介はするのですが…ということで、
今回はまず、下記の表をご覧ください。

順位を求めている表なのですが、よくある順位を求める表ではなくて、
1回目と2回目と書いてありますよね。

すなわち、普通は、1回目と2回目それぞれの順位を算出するのでしょうけれど、
今回のリクエストは、なんと、1回目と2回目を合わせた中で順位を求めたいというものなんですね。

まぁリクエストの資料は、もっと回数があったわけでして、
なるほど、たしかに、一つずつでなく、全体の中から求めたいということもあるわけですね。

それでは、早速ご紹介していきます。

順位を求めるということで、RANK.EQ関数を使っていきますので、
D3をクリックして、RANK.EQ関数ダイアログボックスを表示しましょう。

数値は、C3。
参照は、離れたところ選択するので、ctrlキーを使えばいいはずなので、
$C$3:$C$11,$E$3:$E$11 

そして、絶対参照も忘れずに設定しましょう。
範囲選択直後なら、F4キーで全体に$マークがついて、絶対参照の設定がされますね。

順序は0とします。
そして、OKボタンをクリックしてみると、

参照の引数が多すぎるというメッセージが表示されてしまって、
算出することができませんでした。

困りましたねぇ~。

どうしたらいいのか?というと、
参照範囲が離れていているときには、( )カッコで、囲んであげれば、
ちゃんと範囲として処理をしてくれるのです。

関数の引数で困ったときには、今回のようなカッコでカッコってあげる。
または、”(ダブルコーテーション)で囲ってみるということで、うまく算出してくれることが多いですね。

では、改めてですが、D3をクリックして、RANK.EQ関数を作成していきます。

数値は、C3。

参照は、($C$3:$C$11,$E$3:$E$11)

先ほど、ご説明しましたように、この範囲をカッコで囲む必要がありました。

順序は0とします。

あとは、OKボタンをクリックして、数式をコピーしていきましょう。

すると、離れた場所の範囲だったとして、順位を求めることができましたね。

このように、RANK.EQ関数も普通に算出させるのではなくて、
様々なニーズに合わせて、離れた範囲を選択することができることを知っていると、
Excel力がアップしますので、何かの機会に作ってみてはどうでしょうか?