Excel。FILTER関数を使えば必要な列だけの抽出した表が簡単につくれます。
<FILTER関数>
テーブルから必要な列だけの別表をつくりたい。
しかも、条件に合うデータのみを抽出した表にしたいならば、FILTER関数をつかうことで、手早く作ることができます。
次の表で確認していきます。
A1:F11には、「ランチ売上表」というテーブル名を設定したテーブルがあります。
このテーブルから、「店舗名・商品名・売上高」の列だけで、さらに「売上高が1500より大きい」データのみを抽出した表を作成したい時には、FILTER関数を使えば、手早くつくることができます。
FILTER関数を使わないならば、該当する列をコピーして、オートフィルターをつかって抽出するなどの方法がありますが、簡単な作業を繰り返すことになるので、意外と面倒な作業となってしまいます。
では、H2にどのような数式をつくったのか、確認していきます。
=FILTER(ランチ売上表[[店舗名]:[売上高]],ランチ売上表[売上高]>1500)
この数式だけで完了します。
オートフィルで数式をコピーする必要もありません。
スピル機能のおかげで、一発で終了します。
引数を確認しておきます。
最初の引数「配列」には、「ランチ売上表[[店舗名]:[売上高]]」と設定しました。
これは、テーブルの店舗名フィールドから売上高フィールドまでという意味になります。
次の引数「含む」ですが、これが条件になります。
「ランチ売上表[売上高]>1500」とすることで、「売上高が1500より大きい」という条件として設定することができます。
FILTER関数に限らず、スピル機能と組み合わせることで、さらに便利になる関数がありますので、色々試してみると、作業効率を改善できるかもしれません。