Excel。DGET関数は単一条件で、該当件数が1件だけなら抽出できる関数です。
<DGET関数>
DSUM関数など「D」から始まる、データベース系関数。
そのグループにDGET関数というのがあって、表から該当するデータを抽出することができるのですが、イマイチというか。
データベース系関数の共通点として、条件の表を用意する必要があります。
A10:A11が条件の表に当たります。
順位が3のデータの氏名が誰なのか抽出するために、DGET関数を使います。
B11の数式は、
=DGET(A1:C8,A1,A10:A11)
関数の構造を説明します。
最初の引数は、「データベース」。
つまり表なので、見出し行を含めて範囲選択をします。「A1:C8」と設定します。
2つ目の引数は、「フィールド」です。
最初の引数で選択した範囲である表から抽出したいデータの行タイトルであるフィールドを設定します。
氏名を抽出したいので、「A1」ですね。
最後の引数は、「条件」です。順位が3ということですから、「A10:A11」と設定します。
わかりやすい関数ではあるのですが、使い勝手がイマイチ。
まず、最後の引数の条件が、クラスがAで順位が3のような複数条件だと算出できません。
また、合致するデータが複数あると「#NUM!」というエラーが表示されてしまいます。