Access。クエリ。10代ごとの度数分布表を手早く作成するにはどうしたらいいの
<Access:Partition関数>
AccessのテーブルやクエリをExcelにエクスポートして、Excelで度数分布表を作成してもいいのですが、Accessで度数分布表がつくれるなら、Excelにエクスポートしないで済むので手早く作成することができます。
では、どのようにしたらいいのでしょうか?
次のテーブルをつかって、10歳ごとの年代別度数分布表をクエリで作成していきます。
作成タブのクエリデザインをクリックします。
演算フィールドを設定してきます。
10歳代ごとに、分けたいので、
年代別: Partition([年齢],10,90,10)
という演算フィールドを設定します。
Partition関数は、区分けするにはもってこいの、とても便利な関数です。
最初の引数はフィールド名で、今回は年齢ごとにわけるので、「年齢」を設定します。
2つ目の引数は、最初の値。10歳から対象とするので、「10」としました。
3つ目の引数は、最後の値です。最高齢は90歳かなぁ~ということで、「90」としました。
最後の引数は、区分。つまり間隔です。10歳ごとに件数を知りたいので、「10」とします。
たったこれだけです。Excelにもほしい関数ですね。
そして、集計行を表示します。
クエリデザインの「集計」をクリックすることで、集計行を表示することができますので、件数を算出したいフィールドの集計に「カウント」と設定します。
これで完成です。
Excelで、度数分布表をつくるよりも、AccessのPartition関数をつかったほうが手早く作成することができますので、機会があれば、Partition関数をつかってみると、色々代用することができるかもしれませんね。