6/18/2024

Excel。手早く、上位20%の平均値を算出するには、どうすればいいの。【Top 20%】

Excel。手早く、上位20%の平均値を算出するには、どうすればいいの。

<AVERAGEIF+PERCENTILE.INC関数>

データの平均値を算出するには、AVERAGE関数をつかえば、算出することができます。


次の表をつかって確認します。

上位20%

F2には、

=AVERAGE(B2:B11)

という数式を設定しました。

オートSUMボタンにある平均をつかってもいいですね。


では、上位20%の平均値を算出したい場合は、どのようにしたらいいのでしょうか。


考え方として、上位20%なのかを調べる必要があります。

20%圏内ならば、平均値の対象になります。


そこで、登場するのがPERCENTILE.INC関数です。


この関数は、データ全体の上位何%(今回は20%)のポジションの値を算出することができます。


F4に

=PERCENTILE.INC(B2:B11,80%)

と数式をつくりました。


これで、上位20%の数値が算出できました。


その結果、88.2


あとは、この結果以上の値のデータだけの平均値を算出すればいいというわけです。


ところで、

=PERCENTILE.INC(B2:B11,80%)

の2番目の引数の「率」に注意が必要です。


上位20%だから20%と設定しがちですが、上位20%というのは、80%の位置にあたりますので、100-上位率 の数値を設定します。


F2に上位20%の平均値を算出します。

F4の88.2以上が平均値算出の条件です。


条件付きの平均値ということで、使う関数は「AVERAGEIF関数」です。


=AVERAGEIF(B2:B11,">="&F4)


F2には、91と算出できました。


データも88.2以上のものは、89と93しかないので、その平均値は91ですので、合致しております。


今回は、説明の為、F4に一度、上位20%の数値を算出しましたが、一つの数式にしても、問題はありません。


=AVERAGEIF(B2:B11,">="&PERCENTILE.INC(B2:B11,80%))