10/01/2024

Excel。フリガナから索引をつくるのに、濁音を除きたいけど、どうしたらいい【index】

Excel。フリガナから索引をつくるのに、濁音を除きたいけど、どうしたらいい

<JIS+LEFT+ASC+PHONETIC関数>

名簿など索引をつくりたいとします。

そして、ア行の索引には、インデックスで「ア」というようにしたいのですが、濁音をどのようにしたらいいのか、困ることがあります。


次の名簿を見てみましょう。

フリガナから索引

C列には、PHONETIC関数をつかって、フリガナを表示しています。


D列には、

=LEFT(PHONETIC(B2),1)

という数式を設定して、オートフィルで数式をコピーしています。


=LEFT(PHONETIC(B2),1)

とすることで、フリガナの1文字目を表示することができます。


さて、ここで、D4には「ガ」と表示されています。


これだと、「カ」ではないので、「カ」として、まとめることができません。


どのようなことかというと、D列を昇順で並べ替えてみるとわかります。


文字コードで、カとガは異なっています。

そのため、並べ替えると、ガはカの後になってしまいます。


このような濁音や半濁音に対応するにはどのようにしたらいいのでしょうか。


数式を修正しました。

=JIS(LEFT(ASC(PHONETIC(B2)),1))


これで、濁音・半濁音を除くことができます。


数式の仕組みはいたってシンプルです。


JIS関数は、半角を全角にする関数です。


LEFT関数は、文字列の左側から指定した文字数を抽出する関数です。


ASC関数は、全角を半角にする関数です。


PHONETIC関数は、文字情報のフリガナ情報を表示する関数です。


PHONETIC関数で抽出した文字列をASC関数で半角にします。

半角にすることで、「カ」と「゛」にわけることができます。


LEFT関数で、左から1文字目を抽出するので、半角の「カ」が抽出されます。


半角なので、全角に戻しますので、JIS関数をつかいます。


ただし、この方法には、注意点があります。


ふりがなの設定が、「ひらがな」になっていると、対応することができませんので、その場合は、一度、「ひらがなの設定ダイアログボックス」で、全角カタカナにします。