2/13/2025

Excel。FILTER関数でOR条件の抽出条件の設定方法を確認します。【conditions】

Excel。FILTER関数でOR条件の抽出条件の設定方法を確認します。

<FILTER関数>

FILTER関数をつかうことで、オートフィルターなどつかわなくても、該当するデータを抽出することが容易になりました。


次の表をつかって、FILTER関数のOR条件の設定方法を確認してみましょう。

FILTER関数の高度な抽出条件

抽出条件ですが、店舗名が本店と、地域は関西のデータを抽出したいとした場合、オートフィルターだけでは、対応することができません。


店舗名を本店で抽出した段階で、地域は、本店の関東のみしか表示されません。


つまり、地域の関西は抽出できないわけです。


そこで、オートフィルオプションをつかって、検索条件をつくり、それから抽出するわけで、面倒な工程を必要とします。


そのため、FILTER関数をつかうことで、「店舗名が本店と、地域は関西のデータを抽出したい」という高度な条件にも、手早く対応することができるというわけです。


F2にFILTER関数をつかった数式を設定しました。

=FILTER(B2:D8,(C2:C8="関西")+(B2:B8="本店"),"")
 

F2に設定した数式は、

=FILTER(B2:D8,(C2:C8="関西")+(B2:B8="本店"),"")


FILTER関数は、スピル機能に対応した関数です。

設定するだけで、ゴーストが発生するので、オートフィルでの数式のコピーは不要です。


「店舗名が本店と、地域は関西のデータを抽出したい」


という抽出条件に合致していることが確認できます。

FITER関数だけで、高度な条件に対応したデータを抽出できたというわけです。


FILTER関数の引数を確認すると、

最初の引数は、「配列」。

今回は、A列を除いても対応できることを確認したかったので、B2:D8 と設定しました。


2つ目の引数、「含む」が、今回のポイントです。

OR条件の場合には、「+」をつかって、「含む」を増やすことができます。

なお、AND条件は、「*(アスタリスク)」をつかいます。


よって、2つの条件なので、(C2:C8="関西")+(B2:B8="本店") と設定しました。


3つ目の引数、「空の場合」は、条件に合致しないデータがあった場合ということなので、「””(ダブルコーテーション×2)」で空白としました。


オートフィルターで抽出条件が単純でない場合などには、FILTER関数をつかうといいかもしれませんね。