Excel。VBA。罫線を手っ取り早く消したいなら、この一行だけでOKです。
<Excel VBA:Borders.LineStyleプロパティ>
Excelの表に、罫線が設定されています。
この罫線を消して、使いたい場合、どのようにしたら、いいのでしょうか。
次の表を用意しました。
外枠が、太罫線で、横罫線が、破線と二重罫線で構成されています。
A1をクリックして、表全体を選択したら、ホームタブにある、罫線ボタンから、「枠なし」を選ぶだけですが、細かいことを色々やらないといけません。
そこで、この処理をExcel VBAのプログラム文で対応してみたらどうなるのか、確認してみましょう。
Sub 罫線一発解除()
Range("A1").CurrentRegion.Borders.LineStyle = False
End Sub
たった、一行ですが、まずは実行して確認してみましょう。
線種にかかわらず、範囲選択内の罫線が解除されていることが確認できます。
大きな表や、範囲選択次第では、複雑な表などにもつかえます。
プログラム文としてもシンプルで、一行で対応することができました。
では、プログラム文を確認しておきましょう。
Range("A1").CurrentRegion.Borders.LineStyle = False
Range("A1").CurrentRegion で、A1を起点として連続するセルを範囲選択 という意味です。
Borders.LineStyle = False ですが、Borders.LineStyleプロパティで罫線の種類や色を設定しています。
それが、「False」。
つまり「枠なし」という設定にすることができます。
ちなみに、「True」にすると、単純な「格子」を設定することができます。