Excel。入力規則のリスト。アイテム増えても手早く更新できるようにしたい
<入力規則・テーブル>
VLOOKUP関数と相性の良い、入力規則の「リスト」。
入力規則のリストをつかうことで、入力ミスを抑制することも出来ますし、入力自体も文字数が長い時などは、楽になります。
このデータの入力規則のリストは、データタブの「データの入力規則」をつかって設定するだけなので、設定自体も簡単です。
例えば、今回設定してある、A2には、どのような入力規則のリストが設定されているのかを確認しておきましょう。
設定タブの「元の値」には、=$A$7:$A$9と設定されているので、この範囲のデータがリストとして、表示されてくるわけですね。
ただ、便利ではあるのですが、リスト一覧のアイテムが増えたときには、当然、増やさないといけません。
どのようにしたら手早く、リストに追加することができるのでしょうか。
当然、データの入力規則ダイアログボックスの設定タブにある「元の値」を修正すればいいわけですが、イチイチ、設定しなおすのは面倒ですね。
ある機能をつかうと、特に何もしなくても、データを追加するためでリストの範囲を拡張することができます。
それは、商品リストをテーブルにすることです。
では、A6をクリックします。
テーブルやピボットテーブルをはじめ、データベース系の処理は基本的に、範囲選択をしません。
テーブルの作成ダイアログボックスが表示されますので、OKボタンをクリックします。
では、データを追加してみましょう。
このように、データの入力規則の「リスト」に、追加したデータが加わっていることが確認できました。
テーブルには、自動拡張機能があるおかげで、リストも拡張されたわけです。
なお、B2のVLOOKUP関数の「範囲」も自動的に拡張されています。
=IFERROR(VLOOKUP(A2,$A$7:$B$10,2,FALSE),"")
とテーブルにすることで、数式も修正する必要はありません。
テーブルは、抽出や並べ替えだけの機能ではありませんので、色々と使ってみると、意外と改善できるかもしれませんね。