Excel。縦棒グラフに平均線を描きたい
<縦棒グラフ>
集合縦棒グラフをつくるだけではなく、平均値がどこなのかわかるように平均線もくわえたグラフを描きたい。
次の点も考慮したグラフにした。
1つ目は、平均値が変われば、自動的に平均線も変わるようにしたい。
つまり、図形の直線ではダメということです。
2つ目は、横軸と同じように、端から端まで描かれた平均線であること。
隙間が空いていると、縦軸の目盛をみてもわかりにくいからです。
次の表をつかって、グラフをつくることにします。
C列には、平均線用のデータを用意する必要があります。
C2の数式は、
=AVERAGE($B$2:$B$6)
B2:B6を絶対参照で固定させています。
A1:C6を範囲選択します。
挿入タブのおすすめグラフをクリックします。
グラフの挿入ダイアログボックスが表示されます。
すべてのグラフタブにある「組みあわせ」を選択します。
サンプルをみると、平均線は、折れ線で描かれています。
1つ目の希望の平均値のC列が変動すれば、自動的に平均線も移動します。
このままOKボタンをクリックしたいところなのですが、2つ目の希望が叶っていません。
平均線の左右に余白があります。この平均線を伸ばす必要があります。
そのため、平均線は、第2軸にする必要があります。
OKボタンをクリックすると、縦棒と平均線が描かれたグラフが挿入されました。
グラフタイトルは、グラフを大きく見せたいので、削除しております。
またサイズも少し大きくしております。
左側の第1縦軸の上限が1400なので、右側の第2縦軸の上限を変更します。
第2縦軸をクリックして、書式タブにある選択対象の書式設定をクリックすると、右側に軸の書式設定作業ウィンドウが表示されます。
これで、第2縦軸の最大値が1400になりました。
続いて、2つ目の希望である、平均線の左右の余白の対応をします。
第2横軸を表示する必要があります。
グラフはこのように変わりました。
表示された第2横軸をクリックします。
作業ウィンドウは、軸の書式設定ですが、第2横軸の軸の書式設定にかわっています。
次の3か所を修正します。
軸位置 は 「目盛」を オン にします。
目盛の「目盛の種類」を なし にします。
ラベルの「ラベルの位置」も なし にします。
グラフはこのようになりました。
2つ目の希望である、平均線は左右の余白がなくなりました。
グラフの見栄えの作業です。
平均線を太くする。
第2縦軸は不要なので、削除する。
全体的にフォントサイズが小さいので、縦軸・横軸のフォントサイズを修正しましょう。
これで、平均線を加えた集合縦棒グラフを描くことができました。












