Excel。オートフィルでABC…Zまで連続コピーする方法。
CHAR+CODE関数
結構前にも書いたことがあるのですが、オートフィルハンドルを使って、
色々連続データをコピーするってことを、Excel初心者向け講座などで、
必ず紹介するのですが、
その時に、日付とか、月とか、曜日などを使って、「おっー!」とかいってもらえるので、
インストラクターとしては、ちょっといい気分になれる瞬間なのです。
ただ…なんでもかんでも、
オートフィルハンドルで連続データのコピーが出来るわけではないんですよね。
例えば【星座】。
これは、登録されていないので、自分で登録する必要がありますが、
同じように、A~Zなどのアルファベットも登録されていないので、出来ないのですが、
どうしても、やりたい方には、関数を使うという方法がありますので、
今回は、
A~Zのアルファベットをオートフィルハンドルを使って表示する方法をご紹介します。
こういうことをやりたいわけです。
B列は、B3にAと入力してオートフィルハンドルを使ってコピーしたら、やっぱりA。
D列は、関数を使ってオートフィルハンドルでコピーすると、A~Zまでが出来る。
だけど、紹介してなんだけど、入力したほうが早いような気もしますがね。
さて、B3のAを除いて、B4以降を削除しておきます。
作る前に、CODE関数を紹介しておきます。この関数は、
それぞれの文字がもっているコードの数値を教えてくれる関数なのです。
試しに、B4をクリックして、
CODE関数を使って、B3に入力してあるAの文字コードがいくつかのかを確認しておきましょう。
それでは、B4をクリックして、CODE関数のダイアログボックスを表示します。
文字列には、B3を入力してOKボタンをクリックします。
B4には、65と表示されましたね。
つまり、Aという文字コードは65ということです、なので、
これに+1すれば当然次の文字すなわちBになるわけです。
さて、ここで、A+1すればいいんだ!という訳ではないんですよ。
今度は、この文字コードである数値を文字に変換してくれる、
翻訳のような関数を使わないといけません。
そこで、CHAR関数の登場になるわけです。
CHAR関数は数値を該当する文字に変換してくれる関数なのです。
では改めて、B4を削除して、CHAR関数のダイアログボックスを表示します。
数値には、CODE関数をネストしますので、
名前ボックスの▼からCODEを見つけて、CODE関数のダイアログボックスを表示します。
これでOKボタンをクリックします。
けど、これで完成ではありません。数式バーの数式を修正します。
=CHAR(CODE(B3))
を
=CHAR(CODE(B3)+1)
と+1と入力します。
これで、Bを表示することが出来ましたね。
あとは、オートフィルで連続コピーすればいいわけですね。
このような方法を使えば、
オートフィルハンドルを使ってA~Zまでを連続コピーすることが出来ますので、
よろしければ使ってみてはどうでしょうか?
そうそう、五十音順はできませんよ。【あ】の次は【ぃ】となっていますので、あしからず。