Excel。条件付き空白件数を算出するにはCOUNTBLANK関数が使えません
<COUNTIFS関数>
空白データの件数を算出するには、「COUNTBLANK関数」をつかうと、簡単に算出することができますが、次のようなケースには、対応することができません。
前期と後期に分かれて管理されている表で、前期のデータで、提出列のデータが空白の件数を算出したいのですが、COUNTBLANK関数がつかえません。
よくみると、提出列の空白は、当然、前期の未提出も後期の未提出も混ざっています。
つまり、前期だけをターゲットにしなければなりません。
要するに、対象範囲は一行おきになるわけですね。
E2にCOUNTBLANK関数をつかって、算出してみると、どうなるかを確認してみましょう。
=COUNTBLANK(C2,C4,C6,C8,C10)
COUNTBLANK関数で数式をつくってみたところ、メッセージが表示されました。
メッセージには、「引数が多すぎる」とあります。
COUNTBLANK関数の引数は、「範囲」だけですが、この範囲は、連続した範囲でなければなりません。
つまり、今回のような一行おきの範囲選択には対応していないということです。
よって、COUNTBLANK関数では、条件を付けた算出をすることができないわけです。
なので、一行おきなど、連続した範囲でない場合には、COUNTBLANK関数ではなくて、COUNTIFS関数をつかって、数式を設定していきます。
E2に次のように数式を設定します。
=COUNTIFS(B2:B11,"前期",C2:C11,"")
検索条件範囲1には、B2:B11。
検索条件1には、「前期」
検索条件範囲2には、C2:C11。
検索条件2には、「””」
これで、一行おきなどに対応した空白の件数を算出することができます。
COUNTBLANK関数の引数の範囲は、連続した範囲でなければ、算出することができないので、範囲が複雑になる場合には、別な方法を考えないといけないようですね。