Excel。DROP関数は手早く指定した行列を除外した範囲を抽出できます。
<DROP関数>
2022年3月に追加された、「DROP関数」。
なんで今までいなかったの?といえるほど、便利な関数が追加されました。
次の表で確認してみましょう。
DROP関数は、大きなデータになればなるほど、使いたくなる関数だと思います。
A1:E6の表があります。
この表から、1行目の見出し行と、E列のチェックを除いた範囲をコピーしたい。
いままでは、SHIFTキーをつかった範囲選択など、単純作業だけど、データ量が多くなればなるほど、面倒な作業を、DROP関数だけで、処理してくれます。
A9にDROP関数をつかった数式を作ります。
=DROP(A1:E6,1,-1)
たった、これだけで、A9:D13に抽出することができました。
数式は、スピル機能があるので、自動的に拡張されます。
そのため、オートフィルで数式をコピーする必要もありません。
いままで、見出し行を除いた範囲選択や、逆に最終行にある集計行を除いて範囲選択を行うことも、新しく登場したDROP関数によって、手早く処理することができるようになりました。
最後に、DROP関数の引数なども確認しておきましょう。
DROP関数
読み方: ドロップ
分類: 検索/行列
DROP(array,rows,[columns])
配列から連続する指定された数の連続する行または列を除外する
引数の
Arrayは列のことで、範囲ですね。
Rowsは、除きたい行の数です。1行目だけを削除したいならば「1」。
最終行を除きたいなら「-1」という感じです。
Columnsは、除きたい列の数です。すべての列を残すようならば、省略することができます。
なお、この関数は、現在、Office InsiderのMicorsoft365。
バージョン2203ベータチャネル版にしか、追加されていません。
おいおい、Micorsoft365のExcelにも追加されること思われます。