6/13/2022

Excel。空白は空白でも算出結果が空白だとCOUNTA関数は数えちゃいます。【COUNTA】

Excel。空白は空白でも算出結果が空白だとCOUNTA関数は数えちゃいます。

<COUNTA関数>

オートSUMボタンに含まれている、「数値の個数」のCOUNT関数は数値のみが、数える対象ですね。

数値ではなくて、文字を数えたい時は「COUNTA関数」をつかうことで、件数を算出することができます。

 

ただし、よく「空白以外を数える」と書いてあることがあるのですが、注意が必要です。

表を用意しましたので、確認していきます。

COUNTA関数


B7に、

=COUNTA(B2:B6)


という数式を設定しており、E7まで、オートフィルで数式をコピーした状態です。


B列は、連番の数値で、数値型データなので、数える対象ですから、「5」。

C列は、文字なので、文字型データなので、「5」


ところが、E列は、「○」という文字が2つしかないので、「2」と算出されるわけではなく、「5」と算出されています。


この原因は、E2にIF関数をつかった数式を設定していて、

=IF(D2>=80,"○","")


空白に見えても、算出結果が「空白」という状態なのです。


つまり、Null値というか、何も入力されていないセルのみが、数える対象以外になっているわけですね。


意外とこの関数の盲点でもあるので、実務で使うときには、ちょっと注意する必要があります。


では、最後にCOUNTA関数の引数などを確認しておきましょう。

COUNTA関数

読み方: カウントエー  

分類: 統計 

COUNTA(値1,[値2],…)


見た目と算出結果が違うときには、数式結果かどうかを確認するといいですね。