Excel。散布図。横軸の日付は同じ日付が2つ表示されるのでどうにかしたい
<散布図>
折れ線グラフで描くよりも、散布図をつかって折れ線グラフを描くと、縦と横の補助線が自動的に表示されるなど、都合のいい場合もあります。
散布図で折れ線グラフを描くこと自体は、簡単ですが、横軸に日付をつかうと、不思議なグラフが描かれます。
次の表をつかって、散布図を描いてみます。
A1:A6とC1:C6を範囲選択して、挿入タブの散布図にある「散布図(直線)」をクリックします。
散布図を使った、折れ線グラフが表示されたのですが、注目したいのは、横軸です。
なお、グラフタイトルはグラフ全体を大きく表示したいので、削除しています。
あと、サイズも大きくしています。
日付が2つ重複して表示されています。元の表には、そのようになっていません。
見づらいので、どうにかしたいわけですね。
原因と修正方法を確認していきましょう。
横軸をクリックして、書式タブのグラフ要素が「横(値)軸」になっているのを確認したら、「選択対象の書式設定」をクリックします。
右側に、軸の書式設定作業ウィンドウが表示されます。
境界値の最小値「44712.5」と最大値「44717.5」と、わけのわからない状態になっています。
これは、シリアル値で表示されているだけです。
ただ、0.5は不要ですので、小数点はカットした値で入力し直すといいでしょう。
ついでなので、折れ線グラフの始点と終点を縦軸に重ねたグラフに変更しようと思いますので、次のように修正します。
最小値は「44713」
最大値は「44717」
さて、本題に戻って、横軸の日付重複表示をやめたいので、単位の「主」を「0.5」から「1」に変更します。
重複で表示された原因は、0.5になっていたのが原因です。
ざっくりいうと、午前と午後になっていたわけです。
散布図の折れ線グラフは、このように横軸も重複されず、始点と終点も縦軸から描かれたグラフに修正することができました。
あとは、見やすくデコレーションすれば、完成です。
散布図をつかって、折れ線グラフを描くことができるなど、散布図を散布図としてつかうのではない方法もありますので、色々試してみると、今まで描きたかったグラフを描くことができるかもしれませんね。