Excel。セル内の文字に半角が含まれているか、手早く知るにはどうしたらいい
<LEN+LENB関数>
セル内の文字。半角の文字が含まれているのか、また何文字なのかを手早く知りたい時には、どのようにしたらいいのでしょうか?
次の表を用意しました。
A2とA3。違いは、「@(アットマーク)」。
A2は半角の「@」で、A3は全角の「@」がセル内に含まれています。
よく見ないと、半角が全角か、わかりにくいわけですね。
ついでに、セル内に半角文字が何文字含まれているかも、わかるようにしたいわけです。
文字コードとも考えたいのですが、文字コードで判定するのは大変です。
そこで、着目するのは、全角と半角の違いです。
B2には、次の数式を設定しました。
=LEN(A2)*2-LENB(A2)
これで、セル内の半角文字数を算出することができます。
つまり、半角文字がセル内に含まれていることも判断することができるというわけです。
つかっている関数は、LEN関数とLENB関数の2種類。
全角・半角関係なく、1文字=1と算出するLEN関数。
全角を2バイト、半角を1バイトとして算出するLENB関数
全角1文字=2。半角1文字=1と算出されるわけです。
このルールを踏まえて、数式を説明します。
C列は、LEN関数をつかった算出結果です。LEN関数は、セル内の文字数を算出します。
A2もA3も同じ6文字なので、「6」。
先に、E列を説明します。
LENB関数は、バイト数で算出しますので、全角文字は2ですから、6文字あるので、すべて全角ならば、12になるはずです。
ところがE2は11と算出された、すなわち、半角が含まれていることがわかります。
そこで、C列で算出した値を2倍した値からE列で算出した値を引けば、何文字の半角文字があるのかがわかります。
「0」ならば、半角文字は含まれていないことがわかります。
LEN関数とLENB関数を組み合わせることで、セル内に文字が含まれているかどうかを調べることができますよ。