Excel。セルを選択するたびに、行全体を塗りつぶして見やすくしたい。
<条件付き書式+ROW+CELL関数>
行全体を見ていくと、上下別のデータを見てしまう恐れがあります。
そこで、アクティブにしたセルの行全体を塗りつぶすことができれば、定規を当てたようにわかりやすくなります。
全自動というわけにはいきませんが、条件付き書式とROW関数。
そしてCELL関数をつかった条件式を設定することで対応することができます。
では、A2:F10を範囲選択します。
ホームタブの条件付き書式にある「新しいルール」をクリックします。
新しい書式ルールダイアログボックスが表示されます。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
ルールの内容に、
=row(a2)=cell("row")
と設定します。
書式ボタンをクリックして、塗りつぶす色を設定します。
あとは、OKボタンをクリックして設定完了です。
範囲選択した中のセルをどれかアクティブにしたら、「F9」キーの再計算を実行します。
すると、そのアクティブセルのある行全体が塗りつぶされることが確認できます。
残念なのは、F9キーを押さないと変わってくれないことですね。
では、設定した条件式を確認しておきましょう。
ROW関数は、行番号を算出する関数です。
範囲選択の左端のセル番地を設定します。
今回はA2なので、2と算出されます。
CELL関数は、セルのステータスというか、情報を算出する関数です。
引数に、”ROW”と設定すると、アクティブセルの行番号を算出されます。
この2つが、等しい=TRUEとなるので、塗りつぶしが実行されるというわけです。