Excel。値以上かどうかを判定して集計するならGESTEP関数が便利です。
<GESTEP関数>
得点が平均以上なのかを判定した上で、平均以上の件数が何件あるのかを確認したい場合には、どのようにしたら、効率的に確認・算出することができるのでしょうか。
例えば、C2には、
=B2>=$B$10
という数式を設定しました。B10には得点の平均値が算出されています。
この値以上ならば、TRUE。
そうでなければ、FALSEと算出されます。
TRUEとFALSEで、以上かそうでないかを判断することはできますが、件数を算出するのに、SUM関数はつかえません。
また、件数自体は、COUNTIF関数をつかえば、算出することはできますが、一件一件のデータが以上なのかは、わかりません。
そうなると、IF関数をつかって、以上なら「○」とか算出して、その「○」をCOUNTIF関数で算出するとなると、少し面倒です。
そこで、GESTEP関数をつかってみましょう。
C2をクリックします。
=GESTEP(B2,$B$10)
最初の引数は、「数値」なので、B2を設定します。
2番目の引数は、「しきい値」です。
平均値をしきい値としたので、B10。
オートフィルで数式をコピーするので、絶対参照も忘れずに設定します。
あとは、オートフィルで数式をコピーします。
GESTEP関数は、TRUEやFALSEで算出するのではなく、
TRUE=1
FALSE=0
と算出してくれます。
そのため、SUM関数で、何件あるかを手早く、算出することができます。
なお、以上の時の判定でしかつかえません。