5/01/2024

Excel。値以上かどうかを判定して集計するならGESTEP関数が便利です。【totalling】

Excel。値以上かどうかを判定して集計するならGESTEP関数が便利です。

<GESTEP関数>

得点が平均以上なのかを判定した上で、平均以上の件数が何件あるのかを確認したい場合には、どのようにしたら、効率的に確認・算出することができるのでしょうか。


例えば、C2には、

=B2>=$B$10

という数式を設定しました。B10には得点の平均値が算出されています。

この値以上ならば、TRUE。

そうでなければ、FALSEと算出されます。


TRUEとFALSEで、以上かそうでないかを判断することはできますが、件数を算出するのに、SUM関数はつかえません。


また、件数自体は、COUNTIF関数をつかえば、算出することはできますが、一件一件のデータが以上なのかは、わかりません。


そうなると、IF関数をつかって、以上なら「○」とか算出して、その「○」をCOUNTIF関数で算出するとなると、少し面倒です。


そこで、GESTEP関数をつかってみましょう。


C2をクリックします。

GESTEP関数

=GESTEP(B2,$B$10)

最初の引数は、「数値」なので、B2を設定します。


2番目の引数は、「しきい値」です。

平均値をしきい値としたので、B10。

オートフィルで数式をコピーするので、絶対参照も忘れずに設定します。


あとは、オートフィルで数式をコピーします。


GESTEP関数は、TRUEやFALSEで算出するのではなく、

TRUE=1

FALSE=0

と算出してくれます。


そのため、SUM関数で、何件あるかを手早く、算出することができます。


なお、以上の時の判定でしかつかえません。