Excel。複数回答のアンケート結果を手早く集計するには、どうしたらいいの。
<COUNTIF関数>
次の表は、複数回答ありのアンケート結果です。
E2:F7までの表がアンケート結果です。
5名が回答した結果がF列に入力されています。
それぞれのA~Dまでの集計結果がC列に算出されています。
複数回答なので、Aが何件あるのか、Bが何件あるのかを集計したいわけです。
目視で確認したくありません。
そこで、効率的な集計方法はないものでしょうか。
F列が、一文字ならば、Aだったら、何件というようにすれば、数えることができます。
ただし、複数回答がOKですから、一文字の場合もあれば、最大4文字が入力されているので、単純にCOUNTIF関数やCOUNTIFS関数では、対応するのが難しいように思えます。
このような場合、実は、COUNTIF関数で対応することができます。
ただ、条件に工夫が必要になります。
工夫というのは、「Aという文字が含まれているか」とすればいいわけです。
「含む」ということで、ワイルドカードの「*」を合わせてつかうことで、対応することができます。
C3に数式を設定します。
=COUNTIF($F$3:$F$7,"*"&$A3&"*")
あとは、オートフィルで数式をコピーします。
数式を確認します。
最初の引数は、「範囲」です。回答のF3:F7を範囲選択します。
また、オートフィルで数式をコピーするので、絶対参照も忘れずに設定します。
2つ目の引数は、「検索条件」です。
ここで、「”A”」と設定してしまうと、複数回答のセルは、条件が合致しません。
そこで、「*」(ワイルドカード)で、条件を囲ってあげます。
「"*"&$A3&"*"」
これで、含むという条件にすることができます。
A3はAなので、「Aという文字を含むなら」という条件をつくることができるというわけです。