8/18/2018

Excel。折れ線グラフの高低線に差のラベルを表示したいけど、できないの?【Line graph】

Excel。折れ線グラフの高低線に差のラベルを表示したいけど、できないの?

<マーカー付き折れ線グラフ:高低線>

折れ線グラフに、「高低線」を追加することができます。

二つのマーカー付き折れ線グラフの間にある線。

これが、「高低線」ですね。

以前、この間の塗りつぶし方法はご紹介しておりますが、]
今回は、この「高低線」にデータラベルを表示するには
どのようにしたらいいのでしょうか?というもの。

高低線だけでは、どのぐらい差があるのかがわからないので、
その差を表示したいというのは、当然といえば当然なのですが、
できないのです。

一応、高低線の書式設定作業ウィンドウを確認してみましょう。

しかしながら、できませんというわけにもいきませんので、
アレンジすることで高低線に折れ線グラフの差の数値を
表示することができますので、紹介していきましょう。

作りたいのは、このようなグラフです。

高低線に差が表示されています。

グラフを作るには、表が大切ですね。今回は次のような表を用意します。

A1:C7までが、2つのマーカー付き折れ線グラフのためのデータです。

D列の差ダミーですが、D2には、
=C2-B2
という差を算出させています。

E列の中間ダミーは、D列の数値を2つのマーカー付き折れ線グラフの
中間に配置するための数値です。

E2には、
=B2+(C2-B2)/2
という数式を設定しています。

【マーカー付き折れ線グラフをつくる】

A1:C7とE1:E7を範囲選択して、挿入タブの折れ線グラフの挿入ある、
「マーカー付き折れ線」を選択します。

マーカー付き折れ線グラフが挿入されました。
グラフタイトルは今回削除して、サイズはわかりやすいように、大きくしました。

系列「中間ダミー」をクリックして、
デザインタブのグラフ要素を追加のデータラベルから中央をクリックします。

表示されたデータラベルは、中間ダミーの値なので、
これを差ダミーに替える必要がありますので、
表示されたデータラベルをダブルクリックするか、
クリックして、書式タブのグラフ要素が、
「系列 "中間ダミー" データ ラベル」になっているのを確認して、
選択対象の書式設定をクリックして、
データラベルの書式設定作業ウィンドウを表示しましょう。

ラベルオプションの値のチェックマークを外し、
セルの値にチェックマークを入れると、
データラベル範囲ダイアログボックスが表示されますので、
差ダミーを範囲選択してOKボタンをクリックすると、
2つのマーカー付き折れ線グラフの差を表示することができました。

中間ダミーのマーカー付き折れ線グラフをクリックすると、
作業ウィンドウがデータ系列の書式設定作業ウィンドウに替わりますので、
線なしにして、

マーカーに切り替えて、マーカーのオプションをなしにしましょう。

凡例の中間ダミーも削除します。

このまま、高低線を描いてしまうと、
データラベルが「塗りつぶしなし」になっていると、
データラベルと重なってしまって見にくいので、
再度データラベルをクリックします。

データラベルの書式設定の塗りつぶしを、
塗りつぶし(単色)から「白、背景1」を選択します。

あとは、高低線を描くだけです。

グラフ要素を追加にある、線の「高低線」をクリックします。

これで、完成しました。

このように、「高低線」は用意されているのですが、
その差を表示することが用意されていませんので、
アレンジすることで作ることは可能ですので、機会がありましたら、是非。