Excel。オートフィルターをつかわなくても、FILTER関数で別表を抽出できます。
<FILTER関数>
抽出した結果を、別の表にする場合、オートフィルターで抽出してコピーするのが一般的です。
ただ、新しく追加されたFILTER関数をつかえば、元の表はそのままで、オートフィルターをつかわずに、手早く、別表として抽出することができます。
次の表をつかって説明します。
A1:C6の表から、売上高が800以上のデータを、このA1:C6の表はそのままで、別表として抽出したいわけです。
そこで、FILTER関数を使えばいいというわけです。
A9にFILTER関数の数式を設定します。
=FILTER(A2:C6,C2:C6>=800,"なし")
あとは、スピル機能によって、ゴーストが発生しますので、数式をコピーする必要はありません。
このFILTER関数と組み合わせると、さらに手早く抽出することもできます。
例えば、SORT関数と組み合わせれば、抽出と同時に並べ替えも終わった表を抽出することもできます。
最後に、A9に設定した数式を説明します。
最初の引数は、配列。範囲選択ですね。「A2:C6」を設定します。
2つ目の引数は、含む。条件ですね。800以上が該当するようにしたいので、「C2:C6>=800」と設定します。
最後の引数は、空の場合。データがないならどうするのかということなので、「なし」と表示するようにしました。