9/20/2023

Excel。SUMPRODUCT関数なら、前回よりも数値がいい件数を一発で算出できます。【Second time】

Excel。SUMPRODUCT関数なら、前回よりも数値がいい件数を一発で算出できます。

<SUMPRODUCT関数>

数値が1回目よりも2回目の方がいい件数を算出したい場合、SUMPRODUCT関数をつかえば、途中計算がなくても、一発で算出することができます。


次の表をつかって、確認します。

SUMPRODUCT関数

B列に1回目、C列に2回目に得点が入力されています。


2回目の得点が大きい件数を知りたいわけです。

その件数を算出してあるのが、C9です。


C9の数式は、

=SUMPRODUCT((B2:B7<C2:C7)*1)


たった、これだけで、2回目のほうが大きい件数を算出することができます。


IF関数をつかって、2回目の方が大きいのかを算出させて、その件数を数えるというのが、普通思い浮かべるやり方だと思います。


これを、SUMPRODUCT関数だけで手早く算出することができます。


この数式を説明します。

SUMPRODUCT関数は、総和を算出するSUM関数と、乗算のPRODUCT関数が合体した関数です。


D列に2回目が大きいかわかるように、B2<C2という数式を作成して、オートフィルで数式をコピーします。


成立していれば「TRUE」。

不成立なら「FALSE」が表示されます。

TRUE・FALSEではわかりにくいので、「×1」します。


1を乗算することで、数値に変更することができます。


TRUEなら「1」。

FALSEなら「0」と数値にすることができます。


この数値を合算すれば、2回目のほうが大きい件数を算出することができます。


D列・E列を算出しないで、手早く算出できるというわけです。