Excel。SUMPRODUCT関数なら、前回よりも数値がいい件数を一発で算出できます。
<SUMPRODUCT関数>
数値が1回目よりも2回目の方がいい件数を算出したい場合、SUMPRODUCT関数をつかえば、途中計算がなくても、一発で算出することができます。
次の表をつかって、確認します。
B列に1回目、C列に2回目に得点が入力されています。
2回目の得点が大きい件数を知りたいわけです。
その件数を算出してあるのが、C9です。
C9の数式は、
=SUMPRODUCT((B2:B7<C2:C7)*1)
たった、これだけで、2回目のほうが大きい件数を算出することができます。
IF関数をつかって、2回目の方が大きいのかを算出させて、その件数を数えるというのが、普通思い浮かべるやり方だと思います。
これを、SUMPRODUCT関数だけで手早く算出することができます。
この数式を説明します。
SUMPRODUCT関数は、総和を算出するSUM関数と、乗算のPRODUCT関数が合体した関数です。
D列に2回目が大きいかわかるように、B2<C2という数式を作成して、オートフィルで数式をコピーします。
成立していれば「TRUE」。
不成立なら「FALSE」が表示されます。
TRUE・FALSEではわかりにくいので、「×1」します。
1を乗算することで、数値に変更することができます。
TRUEなら「1」。
FALSEなら「0」と数値にすることができます。
この数値を合算すれば、2回目のほうが大きい件数を算出することができます。
D列・E列を算出しないで、手早く算出できるというわけです。