Excel。必要な列だけを抽出した別表をつくるなら、HSTACK関数が便利です。
<HSTACK関数>
販売表から、必要な列だけを抽出した別表を作りたい場合、コピー&ペーストだと少し面倒なことがあります。
A1:E5に販売表があります。
その表から、A7:C11のように、商品名・金額・税込金額だけを抽出した、別表をつくりたいわけです。
そこで使うと便利なのが、HSTACK関数です。
この関数は、範囲選択するだけで、必要な列だけを抽出することができる関数です。
A8に次の数式を設定します。
=HSTACK(A2:A5,D2:E5)
たったこれだけです。
そして、絶対参照もスピル機能に対応しているので、不要です。
引数に、範囲を設定するのが面倒に感じられますが、従来のコピーで対応した場合、値の貼付けが必要になります。
なぜ、値の貼り付けをしなければならないのか。
それは、#REF!というエラーが表示されてしまうからです。
D2には、=B2*C2という数式が設定されています。
相対参照なので、そのままコピーすると、範囲がシート外になってしまうので、#REF!が表示されてしまいます。
このような値で貼り付けとかをしなくても、HSTACK関数をつかうことで、別表をつくることができます。