Excel。セル内に含まれている該当する文字があるのかをチェックするには
<IF+COUNTIF関数>
次の表を用意しました。
やりたいことは、B2に入力されている氏名と同じものがD列にあれば、E列の参加者に「○」を入力したいわけです。
そもそも、B2の一つのセルに、複数のデータをいれちゃったのかなぁ~と思いますが、このようなケースは、結構現場で見るパターンの一つですね。
セル内に該当するデータが含まれているのか確認するのは、なかなか面倒です。
考え方として、D列の文字列が、B2に含まれているかどうかを判断することができればいいわけです。
D列の文字列と、B2の文字列は完全一致するわけはありません。
そこで、「含まれている」のかを確認するには、「*(ワイルドカード)」で、D列の文字列の前後を囲ってあげればいいわけです。
あとは、あるのか、ないのか、という判断になりますから、COUNTIF関数をつかってあげれば、いけそうですね。
では、E2に次の数式を設定します。
=IF(COUNTIF($B$2,"*"&D2&"*"),"○","")
あとは、オートフィルで数式をコピーすれば、完成です。
それでは、数式を確認しておきましょう。
IF関数内の、論理式で使用しているCOUNTIF関数ですが、ここで、氏名の文字列が含まれているかを判断させています。
COUNTIF関数の最初の引数である「範囲」には、
$B$2
と設定します。
オートフィルで数式をコピーするので、絶対参照の設定を忘れないようにします。
引数の2番目の「検索条件」には、
"*"&D2&"*"
と設定します。
「*(ワイルドカード)」は「”(ダブルコーテーション)」で囲ってあげる必要があります。
そして、D2のセル番地と「*(ワイルドカード)」を接続させるのに「&(アンパサンド)」が必要なので、注意してください。
こうすることで、セル内に該当する文字列があるのか、ないのかを判断することができます。