Excel。複雑な条件で、数値の件数を算出したいときはDCOUNT関数の出番です。
<DCOUNT関数>
数値の件数を算出するにはCOUNT関数をつかいますし、条件をつけて数値の件数を算出するならば、COUNTIF関数やCOUNTIFS関数をつかいます。
ただ、条件が複雑になってきた時には、DCOUNT関数をつかうと効率もよく、条件も視認しやすくなるわけです。
ただ、DCOUNT関数は別表を用意する必要があるので、作り方を確認しておきましょう。
A1:F11に表があります。H1:H2に条件の列を用意しています。
今回は、売上高が1000以上のデータが何件あるのかを、H5には、条件に合致する件数を算出します。
なお、条件の列ですが、H1の見出し名は、表の見出しを同じにする必要があります。
要するに「売上」では、合致しないので、算出してくれません。
H5には、次の数式を設定してあります。
=DCOUNT(A1:F11,E1,H1:H2)
では、引数を確認しておきましょう。
最初の引数は、データベース。「A1:F11」を範囲選択します。
2つ目の引数は、フィールドです。売上高が1000以上の件数を算出したい、つまり対象は「売上高」なので、フィールド名の「売上高」がある「E1」を設定します。
3つ目の引数は、条件です。条件を用意した、「H1:H2」を設定します。
これで、条件に合致する件数を算出することができます。