Excel。上位3位までのデータがわかるように、行全体を塗りつぶしたい
<条件付き書式+LARGE関数>
データ量が多い場合など、該当するデータがどこにあるのか、わかりやすくするために、セルを塗りつぶすだけよりも、行(レコード)全体を塗りつぶすほうが、より一層わかりやすくなります。
次の表のようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
今回は、売上高が上位3位に該当する場合、行全体を塗りつぶすようにしてあります。
このように、条件がついた塗りつぶしを行いたい時には、「条件付き書式」をつかうわけですが、ポイントになるのが、条件をどのように設定したらいいのかということですね。
該当するセルだけを塗りつぶすだけならば、ホームタブの「条件付き書式」にある「上位/下位ルール」の「上位10項目」を使用すれば設定することができます。
しかしながら、行全体を塗りつぶしたいわけです。
そのため、条件式をつくってあげる必要があります。
上位3位ということは、第3位の売上高以上ならば、該当するといえるわけです。
第3位の値を算出するには、LARGE関数を使えば算出することができますね。
それでは、条件付き書式を設定していきます。
A2:C11を範囲選択して、ホームタブの「条件付き書式」にある「新しいルール」をクリックします。
新しい書式ルールダイアログボックスが表示されます。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックしたら、「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のボックスに数式を設定します。
=$C2>=LARGE($C$2:$C$11,3)
あとは、書式を設定したらOKボタンをクリックして完成です。
設定した数式ですが、
LARGE($C$2:$C$11,3)で、第3位の売上高の数値を算出できます。
それ以上ならば、1位~3位であることがわかります。
また、「$C2」と列固定の複合参照にすることで、行全体を塗りつぶすことができます。