Excel。VLOOKUP関数で抽出した文字からフリガナを表示させたい
<VLOOKUP関数・PHONETIC+INDEX+MATCH関数>
氏名からフリガナを抽出したい時には、PHONETIC関数をつかうことで、表示できます。
ところが、PHONETIC関数は、文字を入力した時のデータを表示するため、VLOOKUP関数やセル参照などで、間接的に表示されているデータからフリガナ情報を表示することができません。
では、どのようにしたら、次のように、フリガナを表示することができるのでしょうか。
B2には、VLOOKUP関数の数式を設定してあります。
=VLOOKUP(A2,A5:F14,2,FALSE)
C2に、PHONETIC関数をつかった数式を設定してみても、何も表示されません。
C2に、
=PHONETIC(B2)
と設定していますが、表示されないわけですね。
解決するポイントは、文字入力が入っている元のデータをつかえばいいわけです。
では、次のようにC2の数式を修正していきます。
=PHONETIC(INDEX(B5:B14,MATCH(B2,B5:B14,0)))
これで、フリガナを表示することができるようになります。
それでは、この数式を説明していきます。
最初のPHONETIC関数は、「フリガナ」情報を表示することができる関数ですね。
INDEX関数で指定した行列番号が交差するセル参照する関数ですね。
そして、INDEX関数と相性抜群のMATCH関数を組み合わせます。
MATCH(B2,B5:B14,0)
と数式を設定していますが、B2の値は、B5:B14のなかで、何番目にあるのかを算出することができます。
MATCH関数は、範囲内にある検索値の位置を算出する関数です。
このように、INDEX関数とMATCH関数を合わせることで、元にあるフリガナ情報を抽出することができます。
INDEX+MATCH関数は、覚えておくといい、関数の組み合わせかもしれませんね。