11/14/2022

Excel。VLOOKUP関数で抽出した文字からフリガナを表示させたい【furigana】

Excel。VLOOKUP関数で抽出した文字からフリガナを表示させたい

<VLOOKUP関数・PHONETIC+INDEX+MATCH関数>

氏名からフリガナを抽出したい時には、PHONETIC関数をつかうことで、表示できます。


ところが、PHONETIC関数は、文字を入力した時のデータを表示するため、VLOOKUP関数やセル参照などで、間接的に表示されているデータからフリガナ情報を表示することができません。


では、どのようにしたら、次のように、フリガナを表示することができるのでしょうか。


B2には、VLOOKUP関数の数式を設定してあります。

=VLOOKUP(A2,A5:F14,2,FALSE)


C2に、PHONETIC関数をつかった数式を設定してみても、何も表示されません。


C2に、

=PHONETIC(B2)

と設定していますが、表示されないわけですね。


解決するポイントは、文字入力が入っている元のデータをつかえばいいわけです。

では、次のようにC2の数式を修正していきます。


=PHONETIC(INDEX(B5:B14,MATCH(B2,B5:B14,0)))

これで、フリガナを表示することができるようになります。


それでは、この数式を説明していきます。


最初のPHONETIC関数は、「フリガナ」情報を表示することができる関数ですね。

INDEX関数で指定した行列番号が交差するセル参照する関数ですね。

そして、INDEX関数と相性抜群のMATCH関数を組み合わせます。


MATCH(B2,B5:B14,0)

と数式を設定していますが、B2の値は、B5:B14のなかで、何番目にあるのかを算出することができます。


MATCH関数は、範囲内にある検索値の位置を算出する関数です。


このように、INDEX関数とMATCH関数を合わせることで、元にあるフリガナ情報を抽出することができます。


INDEX+MATCH関数は、覚えておくといい、関数の組み合わせかもしれませんね。