Excel。帳票から指定した行列を除いたデータを抽出するならDROP関数です。
<DROP関数>
帳票から必要な部分をコピー&ペーストしてもいいのですが、新しく登場したDROP関数をつかってみると、意外と手早く抽出することができます。
例えば、帳票の途中にあるデータを抽出(転記)したいとします。
その場合、該当の範囲をコピー&ペーストしてもいいのですが、大きい帳票だと、範囲選択が面倒な作業になるわけです。
そこで、B9にDROP関数をつかった数式をつくってみます。
=DROP(B3:G5,0,3)
これだけで、抽出することができました。
なお、スピル機能によって、オートフィルで数式をコピーする必要はありません。
この数式の引数を確認しておきましょう。
DROP関数の引数は、
DROP(array,rows,[columns])
となっています。
最初の引数の「array」は、範囲選択です。B3:G5を範囲として設定しています。
2番目の引数は「rows」で、範囲選択の何行目から抽出するのかを設定します。
このDROP関数は、範囲選択から不要なところをカットというかトリミングするイメージなので、行はトリミングする必要がないので「0」と設定します。
最後の引数は「columns」です。
設定した左側から何列目のデータにするのかを設定します。
列は、範囲選択から左から不要な列数をカット。
トリミングします。
左から3列は不要なので、「3」と設定します。
DROP関数をつかうと、このように、ちょっとしたした帳票からでも、必要なデータを手早く抽出することができます。