Excel。隔週おきに行全体を塗りつぶしたいけど、どうしたらいいの
<条件付き書式:MOD+WEEKNUM関数>
簡易カレンダーで隔週おきに行全体を塗りつぶしたい時には、どのようにしたら、効率的に作成することができるでしょうか。
Excelの日付には、第何週なのかという情報も含まれています。
第何週なのかを算出できる関数が、「WEEKNUM関数」です。
このWEEKNUM関数で算出した値を2で除算して、余りがあるのか、ないのかを判断すれば、隔週おきに分けることができます。
そして、条件で塗り分けるわけですから、条件付き書式を使えば、対応することができます。
それでは、設定方法を確認していきます。
範囲選択します。今回は、A2:B15が該当します。
ホームタブの条件付き書式にある、「新しいルール」をクリックします。
新しいルールダイアログボックスが表示されます。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のボックスに、数式を設定します。
=MOD(WEEKNUM($A2,1),2)
あとは、書式ボタンをクリックして、書式を設定したらOKボタンをクリックして完成です。
MOD関数は、余りを算出する関数です。
WEEKNUM関数が、該当する日付が第何週に当たるのかを算出する関数です。
ところで、
=MOD(WEEKNUM($A2,1),2)=1
というように、数式のうしろに、「=1」とか「=0」とかをつけていません。
これは、=MOD(WEEKNUM($A2,1),2)が、「1」か「0」のみ算出されます。
「=1」となれば、「1」はExcelでTRUE。
「=0」ならば、「0」でExcelではFALSEと設定されています。
TRUEならば、成立しているということで、条件を満たす。
すなわち、書式設定の対象となるわけです。
そのため、数式のうしろに、「=1」とか「=0」をつけていなくても、大丈夫というわけです。
あと、WEEKNUM関数の最初の引数を「$A2」と列を固定した複合参照にすることで、行全体を塗りつぶすことができます。
条件付き書式と数式を組み合わせることで、日頃使っている資料が、より一層わかりやすくなるかもしれませんので、色々試してみるといいかもしれませんね。