Excel。文字列をセルに1文字ずつに分けて表示するには、どうするの
<MID+SEQUENCE+LEN関数>
SEQUENCE関数の登場で、今までは複雑な数式、あるいは、中間結果を算出してから結果を求めるなどしていた数式を、シンプルな数式にすることができます。
今回は、SEQUENCE関数をつかって、手早く、文字列をセルに1文字ずつに分けて表示する方法をご紹介します。
A列には、サンプルの文字列を用意しました。
文字数はバラバラ。
A5は、「立花 宗茂」と入力してあって、苗字と名前の間に半角スペースが入力されています。
C2に、SEQUENCE関数をつかった数式を設定します。
=MID(A2,SEQUENCE(1,LEN(A2)),1)
あとは、C5まで、オートフィルで数式をコピーするだけで、文字列をセルに1文字ずつに分けて表示することができました。
数式を確認しておきましょう。
最初のMID関数は、指定の位置から文字列を抽出することができる関数です。
最初の引数が「文字列」なので、A2を設定します。
2つ目の引数が「開始位置」です。
ここに、SEQUENCE関数をつかいます。
SEQUENCE関数の説明は後にしまして、MID関数の3つ目の引数は「文字数」です。
何文字抽出するかということなので1文字ずつなので「1」と設定します。
さて、SEQUENCE関数の説明ですが、
SEQUENCE関数の最初の引数は、「行」です。
複数行にまたがることはありませんので「1」と設定します。
2つ目の引数は、「列」です。
何列必要なのかという、列数を設定することで、スピル機能によって、自動的に2文字目3文字目と表示してくれます。
そこで、LEN関数をつかって、文字数=列数を設定することができますので、LEN(A2)とします。
あとの引数は省略できますので、省略。
これで、文字列をセルに1文字ずつに分けて表示することができるというわけです。