Excel。範囲全てが空白の場合、行単位で塗りつぶしを手早く設定するには
<条件付き書式+CONCAT関数>
該当するセルが空白の場合での条件付き書式ならば、そのセルだけが空白かどうかを確認すればいいわけです。
ところが、複数の範囲が対象になった場合、AND関数をつかって、空白かどうかを繰り返すような引数を設定するします。
そうすることで、逆に、対象範囲が増えれば増えるほど、煩雑なうえ、設定が面倒になってしまいます。
そこで、CONCAT関数をつかうと、手早く範囲全てが空白の場合という条件で対応することができます。
では、設定方法を確認しておきましょう。
A2:E6を範囲選択します。
ホームタブの「条件付き書式」にある「新しいルール」をクリックします。
新しい書式ルールダイアログボックスが表示されます。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
条件の入力ボックスに、
=concat($B2:$E2)=""
と入力します。
あとは、書式ボタンをクリックして、塗りつぶしたい色を設定したら、OKボタンをクリックすれば、完成です。
CONCAT関数は、引数に設定した範囲のセル内にある文字列をすべて結合する関数です。
空白セルだけならば、「=””」とすることで、すべて空白なのかどうかの判定をすることができるというわけです。