Excel。データが揃ってから、手早く平均値を算出するには、どうしたらいいの。
<IF+AVERAGE+COUNT関数>
平均値を算出するならば、AVERAGE関数をつかうことで、手早く算出することができます。
ただし、平均値は、データの件数で除算する必要があります。
そこで、データの一部が揃っていないものと揃っているものではデータ数に差があるので、算出された平均値の意味は、当然変わってしまいます。
データが揃っていない場合には、平均値を算出しないで、保留にするには、どのようにしたらいいのでしょうか。
データが揃っていないところには、数式を削除して、揃ってから、数式をコピーするというのも、面倒です。
データが全て揃っているのを確認して、揃っていたら、平均値を算出する数式に変更します。
E2の数式を次のように設定します。
=IF(COUNT(B2:D2)=3,AVERAGE(B2:D2),"データ待ち")
あとは、オートフィルで数式をコピーします。
これで、データが揃ってから平均値を算出するようにできました。
数式を確認します。
IF関数をつかって、データが揃っていない時には、「データ待ち」と表示するようにします。
IF関数の最初の引数である論理式には、
COUNT(B2:D2)=3
COUNT関数をつかって、データの件数を算出させています。
件数が3ならば、データが揃っているとわかる仕組みです。
2つ目の引数であり、真の場合は平均値を算出したいので、AVERAGE関数をつかって、平均値を算出します。
このように、データの件数を算出することで、データが全て揃っていなければ、平均値を算出しないようにできます。