3/21/2024

Excel。複雑な条件の合計を算出するには、DSUM関数をつかって対応します。【total】

Excel。複雑な条件の合計を算出するには、DSUM関数をつかって対応します。

<DSUM関数>

AND条件の合計はSUMIFS関数をつかうことで、手早く算出することができます。


OR条件の合計はオートフィルターをつかったSUBTOTAL関数という方法もあります。


しかし、AND条件とOR条件が混ざった複雑な合計の場合は、これらの関数では対応することが難しくなります。


次の表をつかって、新宿店の鉛筆の金額と渋谷店の消しゴムの金額の合計は、いくつなのでしょうか。

複雑な条件の合計

このような条件の場合、「新宿店の鉛筆」で合計を「渋谷店の消しゴム」で合計をそれぞれ算出したら、その合計と合計を合算させることで、算出は可能です。


ただし、この条件が増えてしまうと、合計どうしの合算数が増えてしまいます。


そこで、DSUM関数をつかうことで、手早く合計を算出することができます。


DSUM関数は、事前に、条件となる表を用意する必要があります。

条件の表は、F1:G3に設定しました。


では、G5にDSUM関数の数式を設定します。

=DSUM(A1:D11,D1,F1:G3)


これで、AND条件とOR条件が混ざった複雑な条件での合計を算出することができます。


ではDSUM関数の引数を確認します。


最初の引数は、データベース。

表全体です。

見出し行も含めて範囲選択をしますので、A1:D11


次の引数は、フィールドです。

合計したい列見出しを選択しますので、D11


最後の引数は、条件です。

条件の表である、F1:G3を選択します。