Excel。大文字・小文字・頭文字は大文字に変換するには
UPPER関数とLOWER関数とPROPER関数
先日、講義で、文字操作でASC関数やJIS関数を紹介したところ、食いつきがよかったので、+αで、
大文字・小文字・頭文字を大文字に統一する方法をご紹介しました。
下記のようなデータがあったとして、
まずは、大文字に変換する、UPPER関数からご紹介します。
C3をクリックして、UPPER関数のダイアログボックスを表示しましょう。
あとは、B3をクリックして完成。簡単ですね。
=UPPER(B3)
つぎは、小文字に変換する、LOWER関数をご紹介。
C4をクリックして、LOWER関数のダイアログボックスを表示しましょう。
あとは、B4をクリックして完成。簡単ですね。
=LOWER(B4)
つぎは、頭文字だけを大文字に変換する、PROPER関数をご紹介。
C5をクリックして、PROPER関数のダイアログボックスを表示しましょう。
あとは、B5をクリックして完成。簡単ですね。
=PROPER(B5)
で、これで終わったら、面白くないので、
ちょっと、アレンジ技をご紹介しましょう。
入力データに不備がある場合の一つのケースに、
アルファベットや数字など、半角全角が混ざってしまっている。
大文字小文字もバラバラ
なんてことがあります。そこで、
下記のような表があったとして、
パターン1は、変更前がacC入力されております。Cが全角なんですね。
変更後は、半角の大文字で統一したい場合は、
ASC+UPPER関数
のネストを使ってみると…ということで、やってみましょう。
まず、C6をクリックして、半角にするASC関数のダイアログボックスを表示しましょう。
文字列に、UPPER関数を挿入していきます。
名前ボックスの▼をクリックして、ネストを作成していきましょう。
これで、完成。半角で大文字になりました。
=ASC(UPPER(B6)) という数式が作成されております。
今度は、全角の大文字で統一したい場合は、
JIS+UPPER関数
のネストを使ってみると…ということで、やってみましょう。
まず、C7をクリックして、全角にするJIS関数のダイアログボックスを表示しましょう。
文字列に、UPPER関数を挿入していきます。
名前ボックスの▼をクリックして、ネストを作成していきましょう。
これで、完成。半角で大文字になりました。
=JIS(UPPER(B7)) という数式が作成されております。
なかなか、文字操作の関数は単発で使うことは少なくて、ネストで使うことが多いように感じされますので、色々試してみるといいかもしれませんね。
完成は、こんなです。