Access。重複を除いたクエリはウイザードをつかわなくても簡単につくれます
<Access:重複クエリ>
ExcelでもAccessでも、データ内に「重複」があって、それを削除したデータを作成する場合には、なかなか面倒だったりします。
Accessの場合、重複を除いたクエリを作成する時は、作成タブの「クエリウィザード」から「重複クエリウィザード」をつかって、重複クエリを作成することが多いかと思います。
よくテキストにも掲載されている方法ですね。
この重複クエリウィザードをつかってもいいのですが、クエリデザインで簡単に重複を除いた重複クエリをつくることができます。
次のテーブルをつかって紹介します。
店舗名が重複していないクエリをつくるとします。
作成タブの「クエリデザイン」をつかって、店舗名フィールドを3つ連続して挿入します。
集計行を追加して、設定してきます。
最初に、「集計」をクリックして、集計行を追加します。
1つ目の「店舗名」フィールドの集計には「先頭」と設定します。
2つ目の「店舗名」フィールドの集計には「カウント」と設定したら、抽出条件に「>1」と設定します。
この抽出条件を「>1」にすることで、重複しているかしていないかの判断をしているわけです。
なお表示する必要がないので、表示のチェックマークは、オフにしています。
最後の「店舗名」フィールドの集計には「グループ化」と設定します。
たったこれだけの設定で完成しましたので、実行をクリックしてデータシートビューで確認してみましょう。
このように、重複を除いたクエリをつくることができました。
重複クエリウィザードも便利ですが、仕組みや構造を知っていると、簡単につくるのとアレンジすることも可能になりますので、アレコレ試してみるといいかもしれませんね。