Excel。MROUND関数で指定した値の倍数で切り上げたり、切り捨てたりできます。
<MROUND関数>
四捨五入のROUND関数。
切り上げするROUNDUP関数に、切り捨てるROUNDDOWN関数は、有名ですが、MROUND関数という、なかなか便利な関数があります。
このMROUND関数は、指定した値を基準値として、その値の倍数で切り上げたり、切り捨てたりすることができます。
今回は、5000を基準として紹介します。
B2には、
=MROUND(A2,5000)
という数式を設定してあります。
オートフィルで数式をコピーしてあります。
このMROUND関数は、2つ目の引数である「倍数」を基準値として、それに近いかどうかで、算出値がかわってきます。
A4は2499です。
5000にするには、2501必要ですね。
5000は5000×1と考えられます。
5000×0は0なので、2499は、5000×0のほうが、5000×1よりも近いので、「0」と算出される。
すなわち、切り捨てられたわけです。
これがわかると、
A4は、14000なので、15000に近いので、15000と切りあげることができます。
A3は、12000なので、10000に近いので、10000と切り捨てられます。
このMROUND関数を知らないと、IF関数をつかったり、あれやこれやしなければなりません。