Excel。空いている時間はいつ。複数人の出席可能時間を見つけたい
<IF+CONCAT関数+REPT関数>
会議参加予定の空いている時間を見つけて、その日時で会議を開催したいと考えています。
下記のような予定になっています。
参加予定の3名。
それぞれ時間ごとに、○✕で、時間が空いているかどうかの確認はできます。
ただし、この3名がすべて○になっている時間を見つけようとしたら、大変です。
今回は、紹介用なので、3名で3日間の4時間ですが、人数が多くなればなるほど大変な作業になることは間違いありません。
IF関数をつかってみるとしたら、それも大変です。Aさんの10時は○かどうかを判断して、さらにBさんCさんの10時というような数式をつくるとしたら、面倒でしかありませんし、何より非効率です。
そこで、文字結合のCONCAT関数をつかうことで、簡潔に解決することができます。
では、B2をクリックして、CONCAT関数をつかった数式をつくります。
B2に設定した数式は、
=IF(CONCAT(B8,B14,B20)=REPT("○",3),"OK","")
あとは、オートフィルで数式をコピーします。
これで、この3名が空いている時間は、
12月1日の10時と11時
12月2日の14時
ということがわかりました。
では、数式を確認しておきましょう。
全員空いているならば、OKと表示したかったので、IF関数をつかっております。
IF関数の論理式ですが、
3名の12月1日10時を確認したい。
そこで、CONCAT関数をつかって文字結合します。
CONCAT(B8,B14,B20)
こうすることで、○○○ のように文字結合することができます。
この結果が、○○○ と等しいかという論理式をつくるわけです。
今回は、3名なので、次のように数式をつくってもよかったのですが、
=IF(CONCAT(B8,B14,B20)=”○○○","OK","")
人数が多くなると、○の数が多くしなければなりません。
仮に、10名だと○が10個。
入力するのも大変ですが、ミスが発生しやすくなります。
そこで、文字を繰り返す関数のREPT関数をつかって、○を入力する作業を簡素化します。
REPT("○",3)
とすることで、○を3回繰り返すので、○○○という文字をつくることができます。
このように、CONCAT関数、さらにREPT関数をつかうことで、空いている時間を手早く見つけることができます。

