Excel。季節変動や採点競技でお馴染みのトリム平均を算出したい
<SUM+MAX+MIN+COUNT関数>
データ内から最高点と最低点を除いた平均値であるトリム平均値を算出するには、単純にAVERAGE関数では算出することはできません。
理由は簡単で、最大値と最小値を除くことができないからです。
そこで、データの総和と、その総和したデータの個数で除算した数値が平均値です。
そのデータの総和から最大値と最小値を減算してあげたものを、データの個数から「-2」した値を除算すれば、トリム平均値を算出することができるというわけです。
次のデータを使って確認しておきましょう。
E1には、AVERAGE関数の数式を設定してあります。
=AVERAGE(B2:B9)
E2には、次の数式を設定することで、トリム平均値を算出しています。
=(SUM(B2:B9)-MAX(B2:B9)-MIN(B2:B9))/COUNT(B2:B9)-2
関数が多く登場してますが、いたってシンプルです。
SUM関数は総和を算出しています。
そこ値からMAX関数の最大値とMIN関数の最小値を減算します。
その値を、COUNT関数をつかって総和した件数から最大値と最小値の2件を減算した値で除算したのが、E2の算出結果である。
トリム平均値ということになります。
トリム平均値は、外れ値を除いた平均値を算出したいときにも使用する数式です。