Excel。並べ替えしたデータを抽出するにはSORT関数を使うのが便利です。
<SORT関数>
テーブル機能を追加した表を「並べ替え」するだけなら、いつものように並べ替えボタンを使うとか、昇順や降順といったボタンを使えばいいわけです。
ただ、並べ替えを実施した後に、そのデータを抽出というかコピーするとしたら、一度で出来る方が、作業効率的に、わざわざコピー&ペーストしなくても、いいわけですね。
それができるのが、SORT関数です。
次の表を使って説明します。
A1:D11までの範囲はテーブルになっていて、テーブル名を「売上表2月」と設定しています。
このテーブルのD列の売上高フィールドを降順としたデータを抽出したいわけです。
そこで、F2に次の数式を設定します。
=SORT(売上表2月,4,-1)
たったこれだけで、OKです。スピル機能があるので、オートフィルで数式をコピーする必要もありません。
とても便利なSORT関数なのですが、日付型データが含まれている場合、表示形式が解除されてシリアル値に戻ってしまうため、あとで、表示形式を再度設定する必要があります。
あと、SORT関数の引数も確認しておきましょう。
SORT(配列,[並べ替えインデックス],[並べ替え順序],[並べ替え基準])
なお、「並べ替え順序」ですが、昇順は「1」で降順は「0」ではなく「-1」です。