Excel。テーブルで、重複データを除いたリストをつくるには、UNIQUE関数が便利です。
<UNIQUE関数>
A1:B9には、担当者リストというテーブル名を設定したテーブルがあります。
このB列の担当者から、重複データを除いたリストを、手早く作るとしたらどうしたらいいでしょうか。
データタブにある「重複の削除」ボタンをクリックして、重複を削除するのも悪くありませんが、「重複の削除」は、重複データを削除した状態にしてしまいます。
つまり、元の表を残して、重複データを除いたリストを作る場合には「重複の削除」では、少し面倒な処理を必要とします。
そこで、UNIQUE関数をつかうことで、簡単に重複データを除いたリストをつくることができます。
しかも、スピル機能によって、オートフィルで数式をコピーする必要もありません。
D2に次の数式を設定します。
=UNIQUE(担当者リスト[担当者],FALSE,FALSE)
これだけで、重複データを除いたリストを作成することができます。
引数を確認しておきましょう。
最初の引数は、配列です。テーブル名[フィールド名]で設定します。
2つめの引数は、列の比較。
TRUEだと、一意の列を返します。
FALSEだと、一意の行を返します。
今回は、行なので、FALSEと設定します。
3つめの引数は、回数指定。
TRUEだと、1回だけ出現するアイテムを返します。
つまり、重複していないデータのみを抽出します。
FALSEだと、個別のアイテムをすべて返す。
重複データを除いたリストをつくりたいので、FALSEを設定します。
UNIQUE関数は、比較的新しい関数なので、色々試してみるといいかもしれませんね。