7/13/2023

Excel。氏名分割は、TEXTSPLIT関数だけで手早く分けることができます。【Split】

Excel。氏名分割は、TEXTSPLIT関数だけで手早く分けることができます。

<TEXTSPLIT関数>

フルネームの氏名から苗字と名前を分割したい場合、フラッシュフィルをつかう、あるいは、LEFT関数やMID関数など複数の関数をつかって、処理をしていました。


ところが、Microsoft365(Excel365)に登場した「TEXTSPLIT関数」をつかうと、スピル機能も加わって、TEXTSPLIT関数のみで、苗字も名前も分割することができるようになりました。


なお、前提条件として、苗字と名前の間は、「” “(半角スペース)」で区切られているものとします。

TEXTSPLIT関数

B2にTEXTSPLIT関数をつかった、数式を設定します。

=TEXTSPLIT(A2," ")


すると、スピル機能によって、自動的にC2も数式が反映されます。


あとは、オートフィルで数式をコピーすれば、完成です。


このように、新しく追加された、TEXTSPLIT関数の登場で、フラッシュフィルだけでなく、関数でも手早く、苗字と名前を別々にすることができるようになりました。


TEXTSPLIT関数の引数も確認しておきましょう。


TEXTSPLIT関数

読み方: テキストスピリット  

分類: 文字列操作 

TEXTSPLIT(text,col_delimiter,[row_delimiter],[ignore_empty],[match_mode],[pat_with])


1番目の引数は、「text」。

文字列です。

分割対象になる文字列です。

今回は、「A2」。



2番目の引数は、「col_delimiter」。

行区切りです。

複数列に分割するための区切り文字を指定します。

半角スペースで区切りたいので、「” “」と設定します。



3番目以降は、省略できます。

3番目の引数は、「row_delimiter」。

列区切りです。

複数行に分割するための区切り文字を指定します。



4番目の引数は、「ignore_empty」。

空白は無視かどうかを設定します。

TRUEにすると空白文字列を無視します。

無視されるので、詰めて表示されます。

FALSEにすると、空白文字列分のセルが空欄になります。

ミドルネームとかがある場合に指定するといいですね。



5番目の引数は、「match_mode」。

一致モードです。

大文字と小文字を区別して対応することができます。

「0(ゼロ)」だと、大文字と小文字が区分されます。

「1」にすると区分されません。



6番目の引数は、「pat_with」。

代替文字列のことです。