Excel。データが入力されたら、自動的に罫線を設定するにはどうしたらいい
<条件付き書式>
表にデータを入力した後に、罫線をひいたり、消したりするのは面倒です。
そこで、データが入力されたら、罫線をひくようにすることはできないものなのでしょうか。
わざわざ、Excel VBAでプログラム文をつくるのも面倒です。
このような場合は、条件付き書式をつかうことで、データが入力されたら罫線をひくことができます。
次の表があります。
表には、罫線がひかれていませんし、データが増えたら、入力された時点で、罫線をひいてほしいわけです。
範囲選択は、データが入力されるだろうと思われる範囲を選択します。
今回は、A1:C10とします。
A1:C10を範囲選択したら、ホームタブの「条件付き書式」にある「新しいルール」をクリックします。
「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されますので、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のボックスに、次の数式を設定します。
=$A1<>""
あとは、書式ボタンをクリックして、罫線の設定をします。
最後にOKボタンをクリックして完成です。
では、A7に「6」と入力してみます。
自動的に、7行目に罫線がひかれたことがわかります。
なお、この罫線は、条件付き書式をつかってひかれていますので、消したい場合には、条件付き書式を削除する必要があります。
また、設定した数式についてです。
=$A1<>""
1列目に必ず入力されるというルールにしていますので、A1が「””(空白)」でなければ「<>」、罫線をひくという意味の数式です。
列固定の複合参照にすることで、行を対象として、書式設定を設定することができます。
このような場合、書式をこのように設定したいという場合、条件付き書式で出来ないのかを考えてみるのもいいかもしれませんね。