Excel。条件付きで不偏標準偏差を算出したいならDSTDEV関数をつかいます。
<DSTDEV関数>
データを母集団の「一部」と考えて母集団の標準偏差の推定値を算出するならば、「STDEV関数」をつかうことで算出できます。
ただし、条件をつけて算出する場合、データベースを編集する必要があります。
そこで、DSTDEV関数をつかうことで、手早く条件付きで不偏標準偏差を算出することができます。
算出したいのは、クラス「A」の標準偏差です。
C11に設定した数式は、
=DSTDEV(A1:C8,C1,A10:A11)
これで、データを母集団の「一部」と考えて母集団の標準偏差の推定値である「不偏標準偏差」を算出することができました。
A11の条件を変更するだけで、条件に合った不偏標準偏差を算出することができます。
設定した数式を確認しておきましょう。
最初の引数は、「データベース」です。
見出し行も含めた表全体が対象なので、「A1:C8」ですね。
2つ目の引数は、「フィールド」です。
算出したいフィールド(列)を指定しますので、「C1」。
最後の引数は、「条件」です。
「A10:A11」と設定します。
この条件は、事前に用意しておく必要があります。
データベース系の関数はDSUM関数や、DSTDEV関数以外にも色々ありますので、試してみると意外と使えるものがあるかもしれませんね。