Excel。多分岐処理のIFS関数。「それ以外」の判断はどう設定すればいいの
<IFS関数>
今までは、IF関数にIF関数を重ねたネストで多分岐処理に対応していました。
そして、登場したIFS関数で多分岐処理を設定するのが、より手早く設定できるようになりました。
ただ、条件を設定するときに、「それ以外」をどうしたらいいのかが、わかりにくいので、確認しておきましょう。
次の表を用意しました。
得点が90より大きければ「A」。
60より大きければ「B」。
それ以外は「C」とします。
C2の数式は、
=IFS(B2:B7>90,"A",B2:B7>60,"B",TRUE,"C")
と設定しています。
なお、スピル機能によって、オートフィルで数式をコピーする必要はありません。
それでは、引数を確認しておきます。
1番目の引数は、論理式1。
条件を設定しますので、「B2:B7>90」と、B2:B7とフィールドで範囲選択を指定することで、スピル機能をつかうことができます。
2番目の引数が、論理式1が真の場合の結果を表示させます。
このあとは、これを繰り返すことで、多分岐処理を設定できます。
そして、「TRUE」を設定することで、それ以外の場合の条件を設定することができます。
また、Excelでは、TRUEを「1」としていますので、
=IFS(B2:B7>90,"A",B2:B7>60,"B",1,"C")
としても、対応してくれます。
ただし、この「1」はなんなのか、わかりにくいので、「TRUE」とするようにした方がいいように思えます。