Excel。相関係数の意味は散布図をつくると理解しやすくなります。
<CORREL関数と散布図>
データとデータの相関(関係)が強いのか弱いのかというのを数値にしたのが、相関係数です。
この相関係数が「1」に近いと強いといわれています。
どのようなことなのか理解するには、データを「散布図」をつかって見える化してみるといいかもしれません。
次のデータを使ってみます。
データAとデータBの相関係数は、B10に算出しています。
B10の数式は、
=CORREL(B2:B8,C2:C8)
CORREL関数をつかうと、手早く相関係数を算出することができます。
その結果は、「1」。
このデータAとデータBをつかって、散布図をつくっていきます。
A1:B8を範囲選択します。
挿入タブの「散布図」を選択します。
散布図のグラフが挿入されました。
グラフを大きく表示したいので、ラベルは削除した状態で、少しグラフを大きくしています。
縦軸・横軸ともフォントサイズを大きくしています。
データAの数値が大きくなれば比例して、データBの数値も大きくなっている。
これが確実といっていいレベルだということが見えます。
Y=10Xという一次方程式で表すことができます。
それでは、データBをいい加減な数値にしてみると、散布図がどうなるのか、確認してみましょう。
相関係数は、約0.8です。散布図を確認すると一目瞭然ですね。
プロットされているマーカーがバラバラで、規則性があるんだか、ないんだか。
このようなことから、相関係数が「1」に近いのか、遠いのかによって、データとデータとの間に相関(関係)が強いのか、弱いのを散布図をつかうことで、視覚的に知ることができます。